【デジタルビデオカメラ】浸水・水濡れ時のデータ復旧

ビデオカメラが水没!データ復旧方法を徹底解説

ビデオカメラが雨に濡れ、起動しなくなってしまいました。メーカーの修理に出したのですが、修理不可能という事でそのまま戻ってきてしまいました。と言う相談を受けましたので、正しい対処方法とデータ復旧について解説いたします。もちろん海やプールであっても同じように電源が入らなくなるトラブルが発生しますのでぜひご一読ください。

本ページの要約

  • 壊れたビデオカメラのデータを取り戻すにはデータ復旧サービスの利用が必要です。
  • あらゆる故障・障害を抱えたビデオカメラに技術力の高いデータ復旧サービスは対応。
  • 自分で触るのが怖い方は、専門家(データ復旧会社)での初期調査がおすすめです。

水濡れビデオカメラの電源は絶対に入れないで!

注意点・ポイント

一度水濡れしてしまったビデオカメラの電源ボタンを押すことで本体内部の状態は悪化することはあっても改善することはありません。そのため、絶対に電源を入れようとしないでください。基本的にすべてのメーカー製のビデオカメラに共通した対処方法です。

【注意!】雨に濡れた程度でも故障します

ビデオカメラは雨に濡れた程度であっても、壊れてしまいます。一度電源ボタンを押して反応がなければ、故障を疑ってください。そして、SONYなどのメーカーの問い合わせ先にご相談されるのが最も適切なアクションだと考えられます。今回のご相談主も実際にSONYに相談をしていますが、修理することができないとの回答を受けて弊サービスにご相談くださいました。

時間が経つことで状態が悪化、データ復旧率が下がります

時間が経つことでビデオカメラの内部の状態はさらに腐食が進みます。電源が入らない状態は変わることがないので、メーカーに修理に出す前とデータは完全消去されます。よほど重要なデータがない限りはメーカーにお問合せの上、本体交換修理を依頼なさることをおすすめします。内蔵メモリに重要なデータが入っている場合以外は基本的には本体交換や買い替えを推奨します。

データ復旧とは

データ復旧とは専門設備と知識と技術によって、障害が発生したビデオカメラをはじめとしたあらゆるデータストレージ製品から利用者にとって価値のあるデータを取り戻すサービスです。そのため、ビデオカメラのみならず、デジカメやSDカードが壊れてしまった場合に頼ることができるデータ復旧業者があります。

データ復旧と修理の違い

データ復旧業者と修理の違い

修理は「再び使えるようにすること」です。さまざまな修理サービスがあるので、馴染みがある言葉だと思いますし、おわかりの方がほとんどかと思います。一方でデータ復旧の目的はデータを再び利用できるようにすることです。トラブルはほとんど起きないので身の回りにデータ復旧サービスを利用された方はほとんどいないのではないかと思います。

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メーカー修理で初期化と言われてもデータ復旧可能です。上述の通り、データ復旧と修理は相反するものです。そのため、メーカーに復旧することはできないと言われたり、修理をする際に初期化(工場出荷時の状態に戻す)すると言われた場合であってもデータ復旧の可能性はあります。壊れ方によってどのような状態になっているかわかりませんが、まずはデータ復旧専門業者にご相談ください。

データ復旧 メーカー修理
データ 〇 救出可能 × すべて消失
手元に戻ってくるもの データ+壊れた機器 新品同様の機器

メーカーでの修理不可判定・故障原因

今回の相談主の方は「Sonyの修理窓口に郵送で送り、修理不可能という事でそのまま返ってきました。
Sony曰く、水濡れによる破損、外圧による部品の破損。」との回答をもらったようです。

メーカー提供は修理サービスのみ

メーカーは基本的にはデータの復旧に対応していません。そして、メーカーの修理の最大の目的は購入していただいた時点の正常に動作していたビデオカメラの状態に戻す、ということです。修理とデータ復旧は目的がその単語の通り全く異なります。

水濡れビデオカメラのおすすめの保管方法

今回に関しては雨水で濡れてしまったということなので、自然乾燥が完了する期間(一般的には1週間)以内に専門業者に依頼することをおすすめします。ただし、海に落としたり川、プールなど完全に浸水したことが目に見えてわかる場合にはできるだけ早く(2~3日以内)発送もしくは持ち込みで専門業者に依頼することをおすすめします。

また、データ復旧作業を依頼するのに時間がかかってしまう場合もあるかとは思いますが、電源を入れるのだけは絶対に避けてください。

また、シリカゲルやお米などを使用して乾燥環境を作ったとしても除去できる水分はごく僅かです。できるだけ早く専門業者に依頼することがデータ復元率を高めるポイントです。

電源がはいらなくなったビデオカメラにはデータ復元ソフトは使用不可

ビデオカメラには内蔵しているHDDやSDカードに動画データが保存されてますが、それらのメディアに対してビデオカメラが壊れたことでアクセスできなくなっているので、無料のデータ復元ソフトを使用することはできません。まずはビデオカメラが正常に動作するようにし、データにアクセスする必要があります。

復旧したいデータ

「なんとか内蔵メモリの動画データを復旧をお願いしたいです。多分SDカードは挿してないと思います。
もしSDカードが入っていて、そちらにも動画が入ってましたら救出していただきたいです。
子供の行事や家族旅行など大切な思い出のデータをなんとか救出していただけないでしょうか。」とのご依頼をいただきました。

実際にデータ復旧することに成功し、ご依頼主にデータを納品することができました。

ビデオカメラのデータ復旧ならDATASMARTへ

元埼玉県警捜査一課デジタル捜査班佐々木成三氏推薦

日本橋(東京)にてデータ復旧・デジタルフォレンジック事業を展開しているDATASMARTにご相談ください。埼玉県警、愛知県警への捜査協力の実績など、公共機関からの依頼もあり、技術力には自信があります。これまではiPhoneを中心にデータ復旧を行ってきましたが、現在ではすべてのハードウェアのデータ復旧に対応しています。姉妹サービスのSMARTFIXではAndroid修理からサービスを開始し、Xperia Z3(SONY製)では総務省の登録修理事業者になっていることもあり、修理する環境に関しても配慮しているサービスです。捜査一課元刑事の佐々木成三氏も推薦しています。詳しくはこちらからご覧ください。

サービス情報

8つの無料 ①初期調査費用:0円
②分解・取り外し費用:0円
③組み立て費用:0円
④部品費用:0円
⑤復旧後の返送費用:0円
⑥納品用メディア費用:0円
⑦バックアップ作成費用:0円
⑧データ保管費用(1週間):0円
サービスの流れ ①お問合せ→②依頼品の発送→③お預かり初期調査→④データ復旧作業→⑤データ納品
おすすめ
ポイント
デジタル捜査のスペシャリスト捜査一課元刑事のお墨付き
業界最高峰のデータ復旧技術
復旧難易度の高いスマホ・タブレットにも完全対応
各県警への捜査協力・技術提供(高度デジタルフォレンジックサービスの提供)
高い技術と捜査貢献を評価され感謝状を受領
埼玉県警より受領した感謝状

データ復旧の専門サービス DATASMART

データ復旧・データを取り戻すなら
専門業者で初期調査

まとめ

水濡れをしてしまったビデオカメラからのデータ復旧をする場合には、できるだけ早い対処と「電源ボタンを押さない」ことでデータ復旧率は高まります。また、物理的なトラブルであることからもデータ復元ソフトを使用することはできないので、メーカーや業者に依頼する必要があるものの、メーカーでは修理のみのサービス提供となっており、データ復旧業者への依頼をすることでデータが戻ってくる可能性がございます。

この記事を監修した専門家

データ復旧の専門家
データスマートナレッジ編集部
データスマートではあらゆるメディア・製品のデータ復旧を行っています。その経験と知見をもとに壊れたビデオカメラからのデータ復元の方法を解説致します。

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