スマートフォン/タブレットの電源が入らない・充電ができない際の対処方法|データ復旧
スマートフォン・タブレットの電源が入らなくなってしまったとき、起動しないとき、充電ができないときの対処方法をまとめてご紹介いたします。一度起動不良の障害を抱えたスマートフォン・タブレットはいつ壊れてもおかしくありません。そのため新しい端末をご用意いただくことをおすすめします。
データであれば、復旧が必要ですが、バックアップの有無などの状況によっても対処内容は変わってきますので、今読んでくださっている貴方にとって最適な選択肢を解説させていただきます。
本ページの要約
- ①メーカー修理による本体交換(初期化)②データ復旧サービスの利用の2つのみ
- データ復旧をする場合にはご自身で何もなさらないことをおすすめします。
- 自分で触るのが怖い方は、専門家(データ復旧会社)での初期調査がおすすめです。
とにかくデータが重要な場合には、ご自身では何もしないでください。正しい対処方法を知らない状態で、何か処置をすることで状況が悪化してしまうからです。
目次
NGな対処方法:電源ボタンの長押し
電源ボタンの長押しをし、再起動をすることで状況が悪化することがあります。緊急対処方法としては「電源ボタンの長押し」が挙げられますが、スマホの中に入っているデータが重要である場合には電源ボタンの長押しであっても試さない方が良いです。何故かと言うと、電源ボタンを押すことで電流が流れますが、漏電をしている場合や何かしらの障害が発生している場合にはさらに状況を悪化させる可能性があるためです。
スマホ内部が見えない分、判断をするのが難しいのですが、データが入っている場合には状況を悪化させる対処は基本的にはお勧めできません。
自分でできる対処方法
一度電源が入らなくなったスマートフォンが充電ができない場合には重度の障害が発生していることが十分に疑わしいです。また、ご自身で原因や障害を特定することは困難です。何が起きているか原因を何かを知った上で対処をするよりは問題を解決することを目的とされる方が賢明です。ただし、ご自身で解決できる可能性も0ではないので、以下の再起動はお試しいただいても構いません。ただし、障害が悪化しデータ復旧が専門家であっても不能な状態になる可能性もあります。
電池が空になっている可能性もあります。その場合には上述した電源ボタン長押しが有効ではありません。そのため、充電ケーブルを挿しこみ、しばらく充電をされることをおすすめします。その際には電池のアイコンや端末によっては赤いランプが点灯します。
充電ケーブルが壊れることはそれほど多くありません。使用環境によっても異なりますが、実際に断線してそうなくらいにケーブルが痛んでいたりする場合には正常なケーブル、充電アダプターを使用することを推奨します。
スマホが発熱してしまったとしたら、正常に電流が流れていない可能性が考えられます。そのため充電するのは一旦中止してください。特に中に入っているデータが重要な場合には端末内部を損傷してしまう恐れがあります。特に水没させてしまった、水濡れさせてしまった、普段お風呂で使っている方や湿度が非常に高いような特殊な環境下でスマホを使用されている方は充電をしないでください。
【参考】:充電できない、または電源が入らない Android デバイスを修正する
充電できない場合のバッテリー交換はNG
ただし、すでにスマホの充電ができない状態になっている場合には充電ケーブルを交換して試されていることかと思いますが、ほとんどの場合バッテリーを交換しても改善することがありません。そのためスマホ修理店に行って電池交換の処置をしてもらうことや、ご自身で交換用バッテリーを購入して電池交換を行うことも基本的に有効な対処ではありません。
また、オンラインでバッテリーを購入するのはおすすめしません。なぜならばバッテリーを販売している業者が正常に動作するバッテリーを販売しているかどうかを判断することが難しいからです。また、一定数バッテリーも初期不良品があるため、継続的なスマホの使用を考えている場合にはおすすめしません。
自分でできる対処
ここまでに解説させていただいた内容が電源が入らない状態になったすべての方に試していただける対処方法です。しかしながら、さらに重度の障害が発生する可能性もあります。また、修理業者やご自身での電池交換は有効な処置でないことを解説させていただきました。
このトラブルの一番厄介な点は何もご自身で故意に何かをしてないのにも関わらず正常に動作をしなくなる、ということです。そのため、なんでこうなったんだろう?と知りたいと思いますので、考えられる原因をまとめさせていただきます。
原因
スマートフォンの電源が入らなくなる、充電できなくなる場合の原因は大きく分けると物理的なものとソフトウェア的なものに分けることができます。また、物理的なものとソフトウェア的なものの複合的なトラブルもあります。
基本的に原因を特定することは非常に難しいですし、わかったとしても今後役に立つ可能性は非常に低いです。そのため、電源が入らなくなったスマホ、充電できなくなったスマホをどうしたいかを考えることでこのトラブルを乗り切ることができると思います。ここからは以下の目的別に対応をまとめて解説させていただきます。
- そのまま使いたい(バックアップあり・データ不要)
- そのまま使いたい(バックアップなし)
- データを復旧したい
そのまま使いたい(バックアップあり・データ不要)
電源が入らなくなったスマートフォンを修理して使うことは現実的ではありません。なぜならば故障原因がわからないので、修理したとしても再度同じトラブルに陥る可能性が高いです。そのため、バックアップがあるかデータがそこまで入っていないのであれば、メーカーでの本体交換をされることを推奨します。
そのまま使いたい(バックアップなし・データ重要)
結論から申し上げると復元できるデータのバックアップがない状態では、データを壊れたスマホから最善の手段で抽出するほかありません。必要なデータだけSDカードなど物理的なストレージやクラウドにバックアップがあれば、そこからデータ復元をすることが可能ですが、バックアップがない、場合はデータ復旧サービスを利用する他の選択肢がありません。ほとんどの場合においてこの状態になることの原因は経年劣化や自然故障と呼ばれる突然やってくるためです。そのため原因の特定は非常に難しいです。
また、バックアップがない場合にはこれまで撮り溜めてきた写真や動画、アプリのデータなどは電源の入らなくなったスマホの中にしか存在していません。逆にバックアップはないけど、データにそこまで重要性がないという場合にも基本的には本体交換をされることをおすすめします。
データがご自身にとって重要な場合には壊れたスマホ本体を復旧し、データの復旧を行う必要があります。この場合に注意が必要なのは本体を確実に修理できるのはメーカーまたは契約先キャリアでしかできないということです。例えば、スマホのデータをそのまま残して修理を行うサービスをdocomoが提供していますが、電源が入らなくなったスマホ、充電できなくなったスマホは対象外で本体交換になってしまいます。
キャリアごとにデータ復旧サービスがあります
docomo、au、softbankの3大キャリアでもデータ復旧サービスを提供しています。契約先のキャリアが提供しているので安心感がありますが、本体が返却されない場合があったり、復旧できるデータの範囲が限定的であったりと様々なデメリットがあります。それに関しては後述したいと思います。
データを復旧したい
スマホの中に入っているデータが重要であれば、壊れたスマホに対して専門的な適切な処置を施すことでデータを取り戻すことができます。この対処を専門用語としてはデータ復旧と言います。修理とデータ復旧は全く異なるものですので、ご紹介いたします。
データ復旧と修理の違い
データ復旧の目的はデータを取り出すことです。スマホ修理との最大の違いは本体を直すことを目的とはしていません。写真や動画、これまで使用してきたアプリのデータはどこにも売っていません。そのため買い直すことや取り直すことはできません。
データ復旧によって確実にデータが戻ってくるものではもちろんありませんが、データを取り出すことを目的に処置を行います。
作業工程でスマホ自体の状態が悪化して壊れることもありますが、完全に壊れる前にどうにかしてデータのことを考えて作業をすることがデータ復旧なので、専門的にサービスを提供しない限りはデータ復旧をすることはできません。
データを取り出すための業者選定・無料診断の活用
電源が入らなくなったスマホからのデータを取り出すためには、データ復旧業者に依頼することが最も成功確率が高いです。このページではデータ復旧ソフトの紹介は割愛していますが、電源が入らない・充電ができないスマホはパソコンに接続しても認識されないため、データ復元ソフトを使用することができないためです。
ただし、データ復旧業者に依頼しても確実にデータが取り出せるわけではないことはあらかじめご理解いただきたい点です。電源が入らない・充電が入らないという状態だけで見たら同じように思えるものの、壊れている内部のマザーボードやチップなど内部を分解して診断みないとわからないことがほとんどです。
そのため、データ復旧業者が提供している初期調査を利用することをお勧めします。もちろんデータ復旧作業で初期費用を支払いを求める業者もいますし、診断費用がかかる業者があります。それらは基本的にサービスの設計であったり、スマートフォンのデータ復旧を得意としているかどうかも関わってきます。
診断・データ復旧作業で分解した後の対応
電源の入らない・充電できないスマホのデータ復旧の診断の際に分解をする場合もありますが、その際に診断のみで依頼したとしても本体を組み立てて元の状態に限りなく近い状態で返却してもらえるかどうかをご確認ください。
業者によっては分解したまま返却することもありますので、十分に注意が必要です。特に契約先キャリアの本体交換サービスを使用したい場合には分解されたまま返却されたら利用できない可能性が非常に高いです。
データ復旧はDATASMARTへ
テレビコメンテーターとして活躍中の佐々木成三氏(元埼玉県警)も推薦している日本橋(東京)にてデータ復旧サービスを展開しているDATASMARTに無料相談してみてはいかがでしょうか。埼玉県警への捜査協力の実績など、公共機関からの依頼もあり、iPhoneのデータ復旧に必要な技術力に自信があります。Google Mapのレビューで実際に利用した方の評価をこちらからご確認ください。
サービス情報
8つの無料 | ①初期診断費用:0円 ②分解・取り外し費用:0円 ③組み立て費用:0円 ④部品費用:0円 ⑤復旧後の返送費用:0円 ⑥納品用メディア費用:0円 ⑦バックアップ作成費用:0円 ⑧データ保管費用(1週間):0円 |
---|---|
サービスの流れ | ①お問合せ→②依頼品の発送→③お預かり無料診断→④データ復旧作業→⑤データ納品 |
おすすめ ポイント |
デジタル捜査のスペシャリスト、捜査一課元刑事のお墨付き 業界最高峰のデータ復旧技術 復旧難易度の高いスマホにも完全対応 各県警への捜査協力・技術提供(高度デジタルフォレンジックサービスの提供) 高い技術と捜査貢献を評価され感謝状を受領 |
まとめ
電源の入らない、充電の出来ないスマホは今まで通りに修理して使うことができないことがおわかりいただけたかと思います。データのバックアップが確実にできている場合には、本体交換をすることで今まで通りの状況に戻すことができます。しかし、中に入っているデータを再び見たり、使ったりできるようにするにはデータ復旧サービスを利用する必要性があります。