スマートフォンのバックアップからデータを復元する
スマートフォンは消耗品であるため、いつ壊れてもおかしくはありません。そのため、データのバックアップはとても重要です。特に近年ではOSの進化による自動バックアップなども充実していますが、すべてが自動でバックアップされるわけではありません。このページでは物理的な方法、クラウドなどのシステムを利用したバックアップをご紹介いたします。
目次
バックアップの手段
スマートフォンのバックアップには、いくつかの方法があります。最も一般的なものは以下の3通りです。
- クラウドバックアップ: Google Drive(Android)やiCloud(iPhone)を使用してデータをクラウド上に保存します。それぞれ無料版と有料版によって保存容量に違いがあります。
- PCバックアップ: パソコンに接続し、専用ソフトウェア(iTunesやFinder、Android File Transferなど)を使ってデータを保存します。パソコンがなければバックアップを作成することができません。
- 外部ストレージ: SDカードや外付けハードディスクなどにデータを保存します。microSDカードが挿入可能なスマートフォンであれば容量の拡張にも使うことができます。
2. バックアップのデータを選択する
復元する際には、どのバックアップからデータを復元するかを選択する必要があります。クラウドの場合は、アカウントにログインして利用可能なバックアップを選択します。PCバックアップの場合は、専用ソフトウェアを開いてバックアップを選択します。
3. デバイスを初期化またはリセットする(必要な場合)
バックアップから復元を行う前に、デバイスを初期化する必要がある場合があります。新しいデバイスにデータを移行する場合や、既存のデバイスをリセットしてバックアップを復元する場合には、設定メニューから「リセット」や「工場出荷状態に戻す」を選びます。
注意: 初期化を行うと、デバイス上のデータがすべて消去されますので、重要なデータがすべてバックアップされていることを確認してください。
4. バックアップから復元する
バックアップデータを選択したら、復元プロセスを開始します。
- iPhoneの場合: iCloudバックアップを使用するには、セットアップ時に「iCloudバックアップから復元」を選択し、Apple IDでサインインしてバックアップを選択します。iTunesやFinderで復元する場合は、デバイスをPCに接続し、ソフトウェアで「バックアップを復元」を選びます。
- Androidの場合: Googleアカウントにサインインし、セットアップ時に「Googleバックアップから復元」を選択します。または、PCソフトウェアや外部ストレージから復元することも可能です。
5. 復元プロセスを完了する
復元が開始されると、デバイスにデータが戻ってきます。このプロセスはバックアップサイズによって時間がかかる場合があります。復元が完了するまでデバイスを操作しないようにしましょう。
6. アプリと設定の再インストール
バックアップには、アプリや設定のデータも含まれますが、復元後に再インストールが必要になる場合があります。アプリストアから必要なアプリを再ダウンロードし、設定を確認して復元が完全に行われたことを確認します。
7. データの確認
復元が完了したら、デバイス内のデータが正常に戻っていることを確認します。写真、連絡先、メッセージ、アプリデータなど、必要なデータがすべて戻っていることを確認してください。