Macの進化の歴史

Macのデータ保存の仕組みやチップの変化は、技術の進化とともに大きな変革を遂げてきました。以下に、その変遷について解説します。

データ保存の仕組みの変化

初期のHDDストレージ 初期のMacは、主にハードディスクドライブ(HDD)を使用していました。HDDは大容量でコストが低いことから、長い間標準的なストレージとして採用されていました。しかし、HDDは物理的な回転ディスクを使用しているため、衝撃に弱く、読み書き速度も限られていました。

SSDの導入 2010年頃から、MacBook Airを皮切りにソリッドステートドライブ(SSD)が導入されました。SSDはフラッシュメモリを使用しており、HDDに比べて高速で信頼性が高く、衝撃にも強いという特徴があります。SSDの登場により、起動時間やアプリケーションの読み込み時間が大幅に短縮され、全体的なパフォーマンスが向上しました。

Fusion Driveの登場 2012年には、iMacにFusion Driveが導入されました。Fusion Driveは、HDDとSSDを組み合わせたハイブリッドストレージです。システムはよく使用されるファイルを自動的にSSDに保存し、その他のファイルはHDDに保存することで、パフォーマンスと大容量を両立する仕組みです。

全SSDへの移行 近年では、全てのMacモデルでSSDが標準となり、HDDやFusion Driveはほぼ姿を消しました。これにより、全体的なシステムのスピードと信頼性がさらに向上しました。

HDDを採用したMac

モデル発売年ストレージ容量
iMac2007-2019500GB, 1TB, 2TB, 3TB
Mac mini2009-2014160GB, 320GB, 500GB, 1TB
MacBook Pro2006-2012120GB, 160GB, 250GB, 500GB
MacBook2006-201160GB, 80GB, 120GB, 160GB, 250GB
Mac Pro2006-2012250GB, 320GB, 500GB, 1TB

SSDストレージ

モデル発売年ストレージ容量
MacBook Air2010-202464GB, 128GB, 256GB, 512GB, 1TB
MacBook Pro Retina2012-2024128GB, 256GB, 512GB, 1TB, 2TB
iMac2012-2024128GB, 256GB, 512GB, 1TB, 2TB
Mac mini2012-2024128GB, 256GB, 512GB, 1TB, 2TB
Mac Pro2013-2024256GB, 512GB, 1TB, 2TB, 4TB

Fusion Driveストレージ

モデル発売年ストレージ容量
iMac2012-20201TB, 2TB, 3TB
Mac mini2014-20201TB, 2TB

まとめ

さまざまなMacとそのデータ保存方法ですが、現行のものはSSDを採用していることが多かったり、HDDと組み合わせたハイブリッドタイプのものが増えている傾向にあります。新しいMacbookなどラップトップモデルになるとロジックボードの修復、HDD、SSDのすべてのデータ復旧技術が求められます。もしMacが壊れた場合には専門業者にご相談ください。

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