Macのファイルを誤って削除した場合
Macで誤って削除してしまったデータを復元する方法はいくつかあります。以下はその主な方法です。
目次
1. ゴミ箱から復元
- 削除したファイルがまだ「ゴミ箱」に残っている場合、簡単に復元できます。
- Dockの「ゴミ箱」アイコンをクリックします。
- 復元したいファイルを探します。
- ファイルを右クリックし、「元に戻す」を選択します。
2. クラウドバックアップから復元
- Time Machineを使用している場合、バックアップからファイルを復元できます。
- Time Machineを起動し、復元したい日時のバックアップを選択します。
- 復元したいファイルを選択し、「復元」ボタンをクリックします。
iCloudの設定を確認
- iCloud Driveやデスクトップ・書類フォルダの同期が有効になっている場合、ファイルが他のデバイスとの同期で移動または削除された可能性があります。iCloud.comにログインして、ファイルがそこにあるか確認してください。また、iCloudの「最近削除した項目」に残っている可能性もあります。
Macでディスクユーティリティを使用してディスクを復元する
- ディスクユーティリティの起動
Macの「ディスクユーティリティ」アプリを開きます。アプリが開いていない場合は、Dockの「Launchpad」アイコンをクリックし、検索フィールドに「ディスクユーティリティ」と入力して、表示されたアイコンをクリックします。 - すべてのデバイスを表示
ディスクユーティリティが開いたら、画面上部の「表示」メニューから「すべてのデバイスを表示」を選択します。これにより、接続されているすべてのストレージデバイスがサイドバーに表示されます。 - ボリュームの選択
サイドバーから復元したいボリュームを選択します。復元したいボリュームとは、他のボリュームの正確なコピーを作成する際に消去されるボリュームです。 - 復元プロセスの開始
「復元」ボタンをクリックします。表示される「復元」ポップアップメニューから、コピー元となるボリュームを選択します。 - 復元の実行
「復元」ボタンをクリックし、復元プロセスが完了するのを待ちます。作業が完了したら「完了」をクリックして終了します。
- APFSボリュームの場合: macOSの新しいバージョンでは、APFSボリュームに関する追加のオプションが表示されることがあります。特にAPFSスナップショットを使用した復元なども可能な場合があります。不明な場合には何もなさらないことをおすすめします。
Macでのファイル・フォルダ削除について
Macでは削除時にショートカットキーを使ってファイルを即時削除する方法があります。通常、ファイルを削除すると「ゴミ箱」に移動しますが、特定のショートカットを使用することで、ファイルをゴミ箱に移動せずに完全に削除することが可能です。
1. 通常の削除(ゴミ箱に移動)
- ファイルを選択した状態で、Command (⌘) + Delete キーを押すと、そのファイルは「ゴミ箱」に移動します。この操作ではファイルは完全には削除されず、ゴミ箱を空にするまで保持されます。
2. 即時削除(ゴミ箱を経由せずに完全削除)
- ファイルを完全に削除するには、以下の手順を使います。
- 削除したいファイルを選択します。
- Option (⌥) + Command (⌘) + Delete キーを同時に押します。
- 確認ダイアログが表示されるので、「削除」をクリックします。
この操作により、ファイルはゴミ箱を経由せずに即時削除され、復元することはできません。
まとめ
知識がない状態で作業をするとデータが取り戻せないという状況になってもおかしくありません。これらの方法で目的のファイルを復元できない場合、上書きが発生している可能性があります。その場合、データ復旧の専門家であるデータスマートにご相談ください。