iPhoneが水濡れ!米びつ・ドライヤー・充電していい?正しい対処方法
iPhoneが水没してしまった時に何をして良いか全く分かりません。何をして良いのかわからないまま、何かしようとして検索してこのページにたどり着かれたのかと思います。このページではiPhoneが水没した時に絶対にしないで欲しいこと、どうしたいかの目的によって対処方法をまとめて解説致します。
この記事を監修した専門家
目次
iPhoneが水濡れしたらこれだけはNG
充電していい?米びつに入れればいいの?乾燥剤とともに保管しちゃダメ?お米はジップロックに入れてiPhoneと一緒に・・・なんて考えていませんか。もしくは過去に考えたり、実行したりした方がいるので、検索結果でたまたま目にして何となくやろうとしてませんか。結論から言うとこの全てが水没したiPhoneに対してやらないで欲しいNG行動です。
水濡れiPhone、充電していい?答えはNG
iPhoneが水没したときに充電していいか疑問に思うかと思いますが、絶対に充電しないでください。少なからず24時間以上の時間を空けてから充電するかどうかの判断をしてください。充電をしiPhone内部に電気を流すことで漏電が起き、基板がショートしてしまう可能性があります。
【関連】【iPhone水没・水濡れ】充電できない場合の対処ガイド
Appleの公式サイトでも非推奨!お米と一緒にしないで
Appleの公式サイト(2022年5月16日時点)でも「iPhone を米の袋に入れないでください。米の小さな粒子が原因で iPhone が損傷するおそれがあります。」と記述があります。家庭でかんたんに作れる乾燥環境ではありますが、そこまで有効ではないわりにiPhoneを損傷させるリスクがあります。また、iPhone修理サービスのサイト等でも紹介されていますが、米と一緒に水没iPhoneは保存しないでください。
Appleの公式サイトでも非推奨②ドライヤーでの乾燥はNG
ドライヤーの使用もNGです。「高温の熱源(ドライヤー)やエアダスターで iPhone を乾かさないでください。」とAppleの公式サイトに記述があります。乾燥させるとしても自然風での乾燥をおすすめします。また、水没させた液体によって損傷の具合は異なりますので、ネット上でドライヤーの高温での使用についての情報は鵜呑みにしないでください。
ドライヤーの冷風程度なら問題ない
エアダスターの出力によっては強力ですし、使い方によっては物理的に壊れたiPhoneの状態を悪化させてしまう可能性があります。一方でドライヤーの冷風程度であれば問題はないのではないでしょうか。もちろん、風速を「強」に設定しなければドライヤーの冷風使用は問題ないのではないでしょうか。
Apple推奨の乾燥方法は自然乾燥!
「iPhone を風通しのよい乾いた場所に丸一日置いて自然乾燥させてください。その後、充電または Lightning アクセサリの接続をあらためて試してください。完全に乾かすには、最長で 24 時間かかる場合があります。」とApple公式サイトに記述があります。少なくとも1日は乾燥させる必要があります。また、乾燥させてどうしたいのか・・・ということが最も重要になります。
完全に乾燥しているかどうかは判断することは難しい
30分程度経ってから充電ケーブルを挿し込んで24時間程度は最低限空けてiPhoneの水分の自然乾燥をさせる必要があります。
【参考】iPhone で液体検出の警告が表示された場合
乾燥させて再び使用したいのか、データが大事なのか
水没したiPhoneを再起動させるにしても1日は空けなくてはなりません。水没してから何度も電源を入れようとして、電源が入らない、という状態ですとiPhone本体内部でショートしており、致命的な損傷が加わってしまっている可能性があります。ここまで解説させていただいた通り水に濡れたiPhoneへの対処は24時間の自然乾燥のみです。
目的別!水没iPhoneの取り扱いガイド
24時間が経過してから電源を入れても電源が入らない・・・となってしまった場合には基本的に自力での本体起動は困難です。もちろん時間がある場合にはそのまましばらく放置乾燥をしても構わないですが、水没した液体によってはケース内部での腐食が進んで状態が悪化してしまいます。どうすれば良いかは目的によりますので、整理して解説致します。
本体内部のデータがバックアップできている場合
水没したiPhoneの本体内部のデータがバックアップされている場合にはAppleでの本体交換サービスの利用を推奨します。もしくは使用しているモデルが2年以上経っている場合には新しいモデルへのモデルチェンジをお薦めします。基本的にiPhone修理サービスを利用したiPhone水没修理は推奨できません。
非正規のiPhone修理サービス利用が非推奨の理由
街中のiPhone修理サービスの利用がお薦めできない理由としては一度水没してしまったiPhoneは非常に精緻なため、どこまで水没して損傷しているかがわかりません。そのため水没修理サービスを利用しても再びiPhoneがいつ何時壊れるかわかりません。旅先や仕事の間に壊れてしまったら非常に困りますよね。
内部のデータがバックアップできていない場合
水没したiPhoneの本体内部のデータがどこにもバックアップされていない場合には、水没して電源が入らなくなっているiPhoneを一時的にでも起動してデータを取り出す作業「データ復旧サービス」を利用する必要があります。大切なデータが入っている場合に利用されるサービスですが、ほとんどの方が目にするのが初めてだと思われますのでご紹介します。
データ復旧サービスって?
データ復旧サービスは壊れたiPhoneからデータを取り出し、再びデータを使えるようにするサービスです。水没して壊れたiPhoneはもう一度使えるようになることはありませんが、データ復旧作業の工程で本体復旧をする必要があります。一方でその後どの程度iPhoneが動いているかは保証ができないため、データを納品することを保証したサービスです。
水没したiPhone本体は動くようにならないの?
iPhone本体は復旧データを取り出す作業の過程で動くようにすることがあります。ただし、作業完了してから数時間で起動しなくなったり、数日後にiPhone本体が動かなくなったりとケースバイケースです。そのため、非正規のiPhone修理サービスと全く異なります。
Appleでの本体交換を推奨しています
一度水没したiPhoneは非正規の修理店での修理サービスではなく、Appleやカメラのキタムラなどの公式の修理サービスの利用を推奨しています。なぜならば総務省登録修理業者に登録されている非正規の修理店であっても登録されているのは部品交換であって、データの復旧ではないからです。
データ復旧サービスをiPhone修理店は提供できない
データ復旧サービスのような高度な技術、設備や知識が求められるサービスの提供はiPhone修理店で行うことはできません。なぜならば、データ復旧業者はあらゆるデータストレージ製品からデータを取り出し、メディアに保存して納品することをサービスとしているからです。
iPhoneの水没復旧率は修理店とデータ復旧業者では別次元
iPhone修理店が公開している水没復旧率は本体が起動するようになったかどうかだけでなく、場合によってはデータが使えない場合もあります。それでも基板修理費用やiPhoneの水没修理費用は発生します。また、データ復旧業者にはiPhone修理店で扱うことができない損傷のひどいiPhoneのデータ復旧の依頼も来ます。
データ復旧には高い技術力が求められる
実際にiPhone修理店を展開した経験がある私でも、この技術力を多店舗展開することは不可能だと思います。そのためデータ復旧業者は基本的には1拠点で技術を集約し、データ復旧サービスを提供しています。街中のiPhone修理店では基板修理をデータ復旧と言ってサービスを提供していますが、基板修理は完璧ではありませんし、データ復旧サービスのごく一部です。
データ復旧サービスはどう選べば良いの?
初めてデータ復旧サービスを利用しなければならないときに何を基準に選んだら良いかは正直わからないですよね。とても難しいと思います。それもあって、データ復旧業者では無料相談、無料診断など、データ復旧作業に取り掛かるまでに費用がかかることはありません。そのためまずはデータ復旧業者を探すことをおすすめします。
大切なデータが入ったiPhoneだからこそ慎重に
水没して電源が入らなくなってしまったからといっても、大切なデータは壊れたiPhoneの中にしか存在しません。そのためデータを取り出すためにはそのiPhoneを起動するようにしなければなりません。一方で水没したiPhoneはできるだけ早く初期行動を取ることで復旧率を高めることに繋がります。慎重かつ迅速にデータ復旧サービスを検討してください。
iPhoneのデータ復旧はDATASMARTへ
DATASMARTにまずは無料相談されることをおすすめします。データ復旧技術で公共機関への協力実績もあるDATASMART。iPhoneのデータ復旧の復旧率は90%以上、Androidなどのスマホも含めて総合的にデータ復旧もできる技術力の高さに自信があります。
サービス情報
8つの無料 | ①初期診断費用:0円 ②分解・取り外し費用:0円 ③組み立て費用:0円 ④部品費用:0円 ⑤復旧後の返送費用:0円 ⑥納品用メディア費用:0円 ⑦バックアップ作成費用:0円 ⑧データ保管費用(1週間):0円 |
---|---|
サービスの流れ | ①お問合せ→②依頼品の発送→③お預かり無料診断→④データ復旧作業→⑤データ納品 |
おすすめ ポイント |
デジタル捜査のスペシャリスト、捜査一課元刑事のお墨付き 業界最高峰のデータ復旧技術 復旧難易度の高いスマホ・タブレットにも完全対応 各県警への捜査協力・技術提供(高度デジタルフォレンジックサービスの提供) 高い技術と捜査貢献を評価され感謝状を受領 |
データ復旧の専門サービス DATASMART
データ復旧・データ取り出しを
専門業者に無料相談
まとめ
iPhone浸水時にネット上の情報を鵜呑みにすることなく、本体交換をすれば良いのか、データを取り戻す必要があるのかどうかをお考えになって正しい行動を取ってください。iPhone内部のデータが必要でない場合はAppleへ、データが重要な場合はデータ復旧業者へ相談されることをおすすめします。