容量不足から引き起こされるAppleロゴマークのループ

iPhone使用中に「ストレージの空き領域がありません」という通知が表示され容量が不足してしまった、ストレージが不足した状態でiPhoneを使用し続けることでシステムが壊れてしまい、写真や動画などの大切なデータにアクセスできなるiPhoneのトラブルの解決方法、リンゴループのiPhoneからのデータ復旧方法を解説させていただきます。

【結論】復活はできないがデータ取り出しは可能

iPhoneが復活することは誰もが望むところだとは思いますが、容量不足になった場合にはシステムが破損している場合がほとんどで、保存された写真や動画のデータ量も正常に表示されていない場合もあり、再度使用することはおすすめできないほどひどい状態です。

そのため、データ取り出しをしたいという方のためにあるのがデータ復旧サービスです。容量不足で正常に動作しなくなったiPhoneの中に保存された写真、動画などのファイルを再び使えるようにすることが目的です。

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iPhoneストレージがいっぱいになるとどうなる？

iPhoneのストレージ不足・容量がいっぱいになると正常に動作しなくなる可能性が高まります。そして、その動作不良を解決するために再起動をかけた後にアップルマークが表示され続けるエラーに陥り、フリーズし、文鎮化してしまいどうすることもできなくなります。これをiPhone修理屋さんなどでApple社のロゴが表示されるエラーとして「リンゴループ」と呼ばれています。

写真や動画を撮り貯めて、容量オーバーになるとストレージを減らすように通知が来ます。よくわからないという理由で何気なく通知を無視してしまう方もいらっしゃいますが、iPhoneがいつ壊れてもおかしくない重度障害の状態です。

iPhoneにとって取り返しのつかない重度な損傷、すなわち壊れたり、トラブルが発生しないように警告を出しています。SOS信号を出していて、助けて欲しいのに場当たり的に写真や動画を削除していると、情報処理ができなくなってしまいます。

写真や動画をいっぱい撮って削除するのはNG

ストレージがいっぱいになっている通知を見てから写真を削除して容量の空きを作ろうとしている際中壊れてしまうこともあります。iPhoneの中のデータが多ければ多いほどiPhoneは正常にデータ量を把握できず、表示されているデータも正しくない場合さえもあります。

iPhoneの容量不足が起動しない原因

特にストレージの空き容量がありません、というエラーメッセージが表示されていたのにも関わらず写真のバックアップを作成していないで使用をし続けることでリンゴループに陥ります。リンゴループにも様々な種類がありますが、iPhoneの容量が不足する状態になるリンゴループが最も難易度が高いデータトラブルです。

水没、落下衝撃などは無関係

iPhoneがこれまでに水没したことがあるか、落下させて強い衝撃を与えたことがあるかはアップルマークが点滅するリンゴループには無関係です。リンゴループはオペレーティングシステムに何かしらの障害が発生したり、iPhone本体に何かしらの障害が発生していることが原因で発生します。

容量オーバーで大切な写真や動画を閲覧不可能に

写真や動画を撮りすぎた結果としてデータ量が膨大になり、結果としてiPhoneに保存された写真や動画のデータにアクセスできなくなり、閲覧不可になります。特にiPhoneのリンゴループからのデータ復旧のトラブルのご相談で多くいただくのは、iPhoneの中に撮り貯めたお子様の成長記録である写真や動画の取り出しです。これらの写真や動画はもう一度撮り直すことはできない上に、一度失ったらアルバム作成はおろか思い出を振り返ることはできません。

iPhoneの電源をオフにしておくことをおすすめします

iPhoneがリンゴループというアップルのロゴが表示され続けるエラーの状態でご自身で行っても問題がない対処としては強制再起動があります。ただし、強制再起動をかける場合にもiPhoneには負荷がかかりますので、状態が悪化する可能性があります。そのため電源をオフにした状態で保管されることを推奨します。

再起動を繰り返すと復旧率が下がる

iPhoneが再起動を繰り返すことで負荷がかかり、最悪の場合、二度と起動しなくなってしまいます。そのため電源を切っていただき、何もなさらないことが復旧率を上げるための手段です。

アップルループになったら写真や動画データが壊れることも

最も心配なのは「iPhoneの中に保存されている写真や動画などのデータが消えてしまっているのではないか？」ということだと思います。iPhoneにアップルマークが表示され続けるシステムエラーは重篤な状態です。そのため、iPhone内部のデータが消失して無くなることがあります。またはデータが一部壊れています。ロゴループに入る前に撮影、保存された一定期間の写真はシステムが壊れた状態で撮影していて、保存が正常にされていない可能性さえあります。

壊れる直前に撮影していた写真等のデータは壊れている

ただし、iOSのシステムが壊れているので、正常に動いていた最後の瞬間までiPhoneで撮影していた動画や写真などは壊れてしまっている可能性はありますが、これまでiPhoneで撮り溜めてきた写真や動画が消えてなくなることはないのでご安心ください。さらに壊れることを防ぎ、大切なデータの復旧確率を高めるためには電源をオフにしてください。

アップルストアではリンゴループに非対応

iPhoneの正規サービスを提供するアップルストアやカメラのキタムラなどの修理サービスでもデータ復旧サービスは提供していません。そのため、残念ながらアップルマークが点滅するリンゴループはアップルストアでは解決できません。アップルではiTunesによるバックアップやiCloudによるデータのバックアップを推奨していることとiPhone利用者のプライバシーを最大限尊重するため、基本的に初期化をして修理交換サービスを提供しています。

非正規のiPhone修理店では修理・復旧不可

また、iPhone修理店や修理業者は基本的に正常に使用することができる状態にすることです。そのため、リンゴループなどの壊れたiPhone本体が動くようにするために初期化してしまったり、誤った処置をし取返しのつかない状態にしてしまうことがございます。十分に注意をして、iPhone修理業者に預けるリスクを理解した上で預けてください。

総務省登録修理業者のiPhone修理店でも修理不可

これは総務省登録修理業者に登録されているiPhone修理店でも同様に言えます。登録修理業者に登録したことがありますので、どのような制度か把握していますが、ソフトウェアに関わる項目は登録修理業者の項目にはなく、あくまでも部品の交換修理のみが対象範囲です。そのためiPhoneがリンゴループに陥ったとしてもiPhone修理店では正しい対処方法を持ち合わせていません。

iPhone修理サービスの目的は正常に動くようにすること

実はiPhone修理店が「iPhoneの容量がいっぱいになった」状態で中に入ったデータのバックアップがないのであれば預けることはおすすめできません。iPhoneは壊れてしまっているだけで、大切なデータが入っていることには変わりありませんので、何もすることができない、と断ってくれるお店であれば問題がないのですが、断りもなく初期化を試みる修理店もありますので、十分に注意が必要です。

データ復旧専門業者に相談されることをおすすめします

データ復旧専門業者はiPhone修理店と異なり、修理作業を最初に行うことはありません。そのため、電源をオフにした状態からさらに状態を悪化させることがありません。お預かりしたリンゴループ状態のiPhoneからデータを取り出すことを最優先に考え対処を行います。データ復旧サービスを利用する機会はほとんどの方がありません。

データ復旧業者って？

データ復旧業者というのはリンゴループになったiPhoneからデータ復旧し、再び「データ」を使えるようにするサービスを提供する業者です。修理サービスと異なり壊れたiPhoneを直すことはできません。

一度リンゴループになったiPhoneは買い替えを

一度リンゴループになったiPhoneは修理して再び使うことができたとしてもおすすめしません。なぜまたリンゴマークが点滅したり、表示し続けたりするようになるかはわかりませんし、原因を完全除去することはできません。そのためiPoneの中に大切なデータが保存されている場合にはデータ復旧業者に電話やフォームから問い合わせをされることをおすすめします。ほとんどの業者は相談無料で対応しています。

リンゴループに対応するデータ復旧業者は少ない

実際に「容量がいっぱいでリンゴループになったiPhone」のデータ復旧実績があるかどうかを確認してください。ただ単にiPhoneが動くようになってiTunesバックアップで納品します、といったような作業を行う事業者もありますが、利用される際に十分に注意してください。

リンゴループのiPhoneのデータ復旧はDATASMART

DATASMARTにまずはご相談ください。元警察官の佐々木成三氏が推薦するデータ復旧サービス。高い技術で公共機関への協力実績もあるDATASMART。iPhoneのデータ復旧の復旧率は90%以上、Androidなどのスマホやそれ以外のあらゆるデータストレージ製品の総合的なデータ復旧の技術力の高さに自信があります。

サービス情報

データ復旧の専門サービス DATASMART

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リンゴループのデータ復旧でキャッシュ削除

リンゴループのデータ復旧作業を行う際にiPhone修理店の作業ではキャッシュを削除したりすることがあるようですが、DATASMARTでは必要がなければキャッシュ削除を行いません。なぜならば、データ復旧サービスとは技術力が全く異なりますので、作業内容そのものが異なります。また、出来る限り多くのデータを納品するためにデータを減らす作業を行わないためです。

iPhone修理サービスのリンゴループのデータ取り出しとの違い

iPhone修理店の提供するデータ復旧サービスは厳密にはデータ復旧サービスではありません。これまでの事例からどのような作業をするかどうかを事前説明することはできなくはないですが、アップルマークが表示され続けるリンゴループといえども状態は千差万別です。そのためどのような作業をするかも診断サービスをご依頼いただく前に明確に回答することはできません。

リンゴループに有効なデータ復元ソフトはあるの？

データ復元ソフトなども存在しており、すでに目にしたり試した方もいるかと思います。ただし、リンゴループになってしまったiPhoneにデータ復元ソフトは使用することはできません。iPhoneにとってのデータ復元ソフトはiTunesのみだとお考えいただいた方がわかりやすいかと思いますが、容量不足でリンゴループになっている場合にはiTunesも無力です。

データ復元ソフトは自力で解決できるかもしれない唯一のツール

データ復元ソフトは個人の方がかんたんにアクセスでき、自力でトラブルを解決できる可能性を持ったツールです。そして、有効な場合にはコストパフォーマンスが高く、有益な場合もありますが、リンゴループの状態に陥ったiPhoneに対しては使うことができません。そのため、データを取り出すデータ復旧費用にお金はかけられないという場合にはデータを諦めて新しいiPhoneを購入するという選択肢しかありません。

削除データや初期化したiPhoneに対して有効

削除してしまってから、やっぱりデータが欲しかったというような方もいらっしゃるかと思いますが、そういった方にはデータ復元ソフトは有効です。一方で容量がいっぱいになるほどデータがたくさんある方でなおかつ大切なデータがある方にとってはデータ復元ソフトは役に立ちません。むしろ状態を悪化させてしまう可能性さえありますので、確実性がない限りには使用をおすすめしません。

まとめ

iPhoneが容量オーバーでフリーズしてしまったり、リンゴループになってもデータ復旧することは可能です。ただし、正しい行動と選択をしなければ取返しのつかない状態になることもあります。かけがえのないお子様の成長記録の写真等や動画のデータを取り出すためにはデータ復旧を成功させる必要があります。データ復旧専門サービスの利用をおすすめします。

この記事を監修した専門家

データ復旧の専門家

山田弘幸

元パソコンメーカーのエンジニア。日本支社から唯一アメリカ本国に製品改善提案をし、退職後にiPhone修理業者として起業。日本で最初にiPhoneのデータ復旧に成功報酬制を導入した。デリバリーでのピックアップiPhone修理などをいち早く導入してiPhone修理業者のパイオニア的存在。

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