iPhoneの自分でできるデータ保護とおすすめ対処法
iPhoneをプールやトイレ、お風呂で使用していたら思わぬトラブルで動かなくなってしまったことはないでしょうか?損傷または故障で中に入っている大切なデータにアクセスできなくなってしまって困った方は多いと思います。特にこのページではiPhoneが水没でショートしてしまったときにどのように修理できるのかを解説させていただきます。
水没してショートしてしまったiPhoneの復旧をするかどうかは初動(最初のアクション)が非常に重要です!焦らずにぜひ最後までご一読くださいませ。
目次
- 1 水没したiPhoneはショートしてるの?
- 2 iPhoneから何を復活させるのか
- 3 【徹底解説】iPhoneが水没してショートしてからデータを復活させる
- 4 ショートしたiPhoneを起動するようにする
- 5 キャリアショップでは水没トラブルは解決できません
- 6 iPhoneの基板ショートによる症状
- 7 iPhoneの本体復旧したい場合、基板修理はオススメしない
- 8 iPhoneの基板修理・データ復旧はDATASMART
- 9 まとめ
水没したiPhoneはショートしてるの?
そもそも多くの方がiPhoneが水没するとショートしていると思われるのですが、実際にiPhoneがショートしているかどうかはわかりません。アップルストアで「基板がショートしている」と言われたとしても、スタッフの知識の範囲で想像できる内容を伝えているだけです。状態として電源が入らないので、どうすることもできないことをショートしているのではないか?と伝えているだけだと考えられます。
ショートしているかどうかよりも大切なこと
実際のところは水没したiPhoneを分解して診断しないとショートしているかどうかの状態はわかりません。水没してショートしているかどうかよりも大切なのは本体として再び使用したいか、保存されたデータで復旧する必要がある重要なものがあるかどうかがポイントです。
iPhoneから何を復活させるのか
水没してショートしたかもしれないiPhoneの中に大切なデータが保存されていて、データ復旧をしたいのか、データは問題ないので新しいiPhoneを使いたいのかによって対応は異なります。基本的に一度水没したiPhoneを継続して使用することは推奨することはできません。修理・本体交換する場合にはアップルもしくは正規店に相談されることをお勧めします。ただし、データは初期化されてしまうので、重要なデータの確認を十分になさってください。
アップルでの交換によってデータは消失
アップルで本体交換を行う際にはデータが入っていない工場出荷時の状態の新しいiPhoneと交換になりますので、データは消失してしまうことに十分にご注意ください。また、アップルではデータ復旧サービスを提供していませんので、それに関しては下記のページをご覧になっていただければおわかりいただけるかと思います。
【関連】
ショートしている状態から何を復活させる?
アップルストアで水没iPhoneを修理する場合には本体交換となりますので、データが消失してしまいます。そのため、復活させる必要があるのは写真、動画やアプリのデータです。一度水没してしまったiPhoneは重篤な状態と言っても過言ではありません。そのため、iPhoneの中に保存された写真や動画、LINEなどのデータが重要であれば復活させる必要がありますので、以下の内容をご一読ください。
中に保存された大切な写真データ、動画データやLINEなどのデータを復旧したい場合には専門業者にご相談ください。
【徹底解説】iPhoneが水没してショートしてからデータを復活させる
検索する手段もないので、トラブルが起きて真っ先に向かうのは契約先の携帯ショップやアップルストアではないでしょうか?ただ、その場ではどうすることもできませんし、契約状況によっては携帯ショップではアップルに相談してくださいと言われることもあるかとと思います。また、docomo、au、Softbankでは本体交換をするとデータは戻ってこないので、一度電源を入れてみたらどうか?とアドバイスをしてくれると思います。
電源は絶対にオンにしないでください
ただし、一度水没して立ち上がらなくなってしまったiPhoneの電源は絶対にオンにしないでください。基板の状態がさらに悪化する可能性が高いです。また、ショートしてしまったり、取り返しのつかない致命的な損傷が加わる可能性があります。強制再起動を試すとしても最後の手段としてお考えください。
ご自身でできる対処は水分の拭き取り
「ご自身でできる応急処置としてはiPhoneの表面の水分をふき取るだけ」です。一度ショートしたiPhoneは本体内部の故障の程度がさまざまなので、基本的には修理して再び同じiPhoneを使うことができることはないと思っていただければと思います。
ショートしたiPhoneを起動するようにする
一度水没して電源がはいらなくなったiPhoneは基板上でショートが発生することがあります。これが原因となって、iPhoneが動かなくなってしまうのですが、壊れてしまった回路を修復し、一時的に正常に動作するようにすることが必要な処置である「基板修理」です。ただし、とても高度な技術を用いるためほとんどのiPhone修理屋さんであっても損傷した基板の修復技術を持っていません。もちろん、個人で何とかできるものではないとご理解いただければと思います。
関連:
キャリアショップでは水没トラブルは解決できません
ドコモ、au、Softbankのキャリアショップの店員さんはどんなに親切でも基本的に一度水没してしまったiPhoneをもう一度動くようにする修理方法も知識も持ち合わせていません。たまたま詳しい方がいたとしても設備がなければ、知識を持ち合わせていたとしてもショップで解決することはできません。
店員さんのアドバイスは的外れな可能性が高いです
携帯ショップの店員さんも水没してショートしたiPhoneや水没したiPhoneに対しての知識はほとんどありません。そのため、電源を一度入れてみては?とアドバイスをしてくれる可能性が高いのですが、絶対に電源は入れないでください。特に大容量のデータが入っている場合には短時間でデータバックアップを作成することは残念ながら難しいので、確実にデータが取り出せる環境でのみ行うべき行為です。
アップルストアや携帯ショップ
Apple StoreやAppleのコールセンターに連絡したら基板の修理は対応してないと言われてどうすればいいんだろう?と思っている方や、街中のiPhone修理業者に持ち込んだところ「基板のショート・基板故障の為、修理不可」と診断されてしまった方のためにどのように対処すれば良いかをまとめてご紹介します。
iPhoneがショートして起動しない、データを救出したい!
同じスマホでもiPhoneとAndroidを搭載しているメーカーが製造しているスマートフォンは構造が異なります。これに関しては別ページでまとめていますので、もしiPhone以外のスマホがショートして起動しなくなって困っていると言う方はそちらをご覧ください。
【参考】:
一度水没してショートしたら本体交換・機種変更は必須
繰り返ししにはなりますが、一度水没してショートした場合、一度は起動しても電源が入らなくなることがほとんどです。高い技術力があったとしても完全に修理することはメーカーであるアップルでも不可能なため、iPhone自体は機種変更を契約先のキャリア(docomo/au/softbankなど)で行うか、修理(本体交換)をApplestoreや正規代理店で行う必要があります。
復活することができても、あくまでも一時的!
アイフォンを復活させるためには基板(基盤)修理を含めた処置が必要な場合が多いです。基盤修理に関しては後述しますが、特にiPhone6s以降から最新のiPhone12までの機種に関しては残念ながら自分で何とか解決することは不可能に近いですし、ほとんどのiPhone修理屋さんで基盤修理作業を行うことは非常に難しいです。そして、iPhoneの基板修理に成功したとしても完全にすべての症状が出ないようにすることはできません。
アップルストアでの水没ショートiPhoneは修理不可
水没してしまったiPhone、そして起動しない状態になっている場合にはアップルストアでは交換修理の対応になります。そのため、本体に重要なデータがなく、バックアップがすでにiCloudもしくはiTunesにある場合以外にはアップルストアに持ち込んでもデータ復旧することはできません。バックアップをお持ちの方はご自身でデータ復元を新しいiPhoneにしてください。
【参考】:アップルストアのデータ復旧・iPhone基盤修理はAppleでできるの?
Apple社ではバックアップ環境を提供
もちろん、基板修理の技術はApple社内にはあると考えられますが、データ復旧や基板修理サービスは提供していません。なぜならば、アップル社としてはiCloudやiTunesといったバックアップツールを提供しているので、ユーザーはバックアップをしながら使ってください、と考えているからです。また、iPhoneの基板修理サービスに関しては料金が画面割れ交換やバッテリー交換と比較しても高くなるので、「iPhoneを修理して使い続けたい」という方にはオススメできません。
iPhone基盤のショートはアップルケアプラスでは対応不可
また、iPhoneの保証サービスとして多くの人が利用しているアップルケアプラスですが、データ復旧や基板自体の修理に関してはAppleでは公式に提供していません。あくまでも本体交換サービスを提供しています。水没させてしまったiPhoneでもAppleCare+に入っていれば有償ではありますが、新品もしくは再生品に交換することが可能です。
【参考】:
データのバックアップから復元可能ならApple Care+で本体交換
データのバックアップがある場合にはそのデータから新しいiPhoneにデータ復元しましょう。破損した端末はApplestoreや正規代理店で本体交換することが可能です。Apple Care+に加入してから2年間で最大2回までではありますが、「11,800円」で有償修理することが可能です。自然故障などの故意によるものでなければ、自己負担費用はかかりません。iPhoneを「水濡れさせてしまった」もしくは「水没させてショート」しまっていると修理費用が発生します。
iPhoneの画面割れ等の破損と水没ショートの違い
画面割れ、バッテリーの劣化、充電コネクタの損傷など、物理的に壊れてしまった場合には、パーツ交換で修理が可能です。これらのパーツ交換はAmazon等で購入することもできるので、自分でやっている方も多くいますので、自己責任で行っていただいても構いませんが、下記の3つのトラブルの場合は状況・対応方法が異なります。
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水没によるショート
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電源系統トラブル・起動しない
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再起動ループ(リンゴループ)
特にショートしている、と判断している場合には、本体が起動してないことがほとんどかと思いますが、筐体内部で何が起きているかは分解してみないことにはわかりませんし、正常に動作していない原因の特定は極めて難しいです。
自分でiPhoneの基板交換するのはおすすめしません
水没してしまって、起動しなくなっている状態のiPhoneを自分で分解して基板交換しよう!とお考えになる方もいるかと思いますが、おすすめしません。実際にiPhoneを分解してケーブルを誤ってちぎってしまって起動しなくなってしまうケースなどのご相談もいただきます。
ネット上には復活事例しか基本的に公開されません
ネット上には様々な事例が公開されていますが、ケースバイケースですし、データの復旧に成功しているか、iPhone本体として復活している場合のみを紹介しているので、成功確率が高く見えますが、本体として壊れるリスクの方が高いです。
iPhoneが水没…基盤がショート・故障するとどうなる?
iPhoneが水没してしまうと基本的には電源が入っていれば、そのまましばらくの間正常に動くはずです。もちろん、その間にデータのバックアップを作成できればラッキーですし、水没しても普通に使えるという事例もネット上に見られますが、ケースバイケースです。iPhoneが水没しても基板のショートもしくは液晶、バッテリーなどのパーツの故障によって、電源が入らなくなります。
水没したiPhoneに充電ケーブルを挿してしまった・・・
また、水没してしまった後に、自分で充電ケーブルを挿したり、iPhone修理屋さんに依頼したりする中で、ソフトウェアトラブルが発生する、または基板がショートするなど何かしらの故障が起きてしまう可能性があるので、水没後には自分で復活させようとしないのが得策です。
大事なデータはどうなってしまうのか?データを取り出せる方法があるのか?など、大切なデータが保存されているiPhoneのことが心配になると思います。このような状況になったときにiPhoneの基盤の修理が必要になってきます。
基板故障、基板のショートの修理って?
iPhoneの基盤に詳しく、特殊な技術を有している方以外では、正しく診断することもそうですが、基盤修理に関しては技術としても非常に高いレベルのものになります。例えば、iPhoneの修理従事者、iPhoneの構造に詳しい、基板に詳しい方や半田付けをしたことがあるという場合、ほとんどの方がどのようなものかわからないものであるとも言えます。
そのため、ご自身のiPhoneが海やプールに水没して故障してしまった場合には、故障箇所、症状からの推測や判別することは不可能と言えます。
基板上の回路が壊れていて漏電を起こす場合
起動しなくなってしまったiPhoneには何が起きているかわかりません。実際に分解してみて基板上のチップを確認することで初めて異常がどこにあるのか判断することができます。米粒よりもはるかに小さい大きさのチップが載っているiPhoneの基板に障害が発生する中で「漏電」するという状態があります。こういった障害が幾重にも重なっている状態を解決する必要があります。
街中のiPhone修理屋さんはパーツ交換がメイン
iPhoneを損傷、故障させてしまい、修理業者に依頼をした結果、このような判断をされたことのある方も多いと思います。基本的には街中のiPhone修理業者(非正規修理業者)はパーツ交換による修理対応をしています。
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・ただの画面割れだと思っていたら、基板故障と診断された
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・バッテリーの劣化だと思っていたら、基板ショートと診断された
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・水没させてしまい、基板ショートのため、修理不可と診断された
そのため基板が故障している場合には修理不可という判断になることがほとんどです。もちろん、基板修理にも対応できる技術がある修理屋さんの場合には、基板修理の対応が可能なケースもあります。粗悪な修理業者でない限り、基板故障と診断された場合には、ほぼ基板故障の可能性が高いですが、信用することができない場合には、他のデータ復旧専門業者に改めてデータ復旧依頼する事も有効です。
iPhoneの基板ショートによる症状
単純に基板がショートした故障といっても症状は様々です。基板には、無数のチップが搭載されていて、iPhoneの操作、データの記録、ディスプレイへの出力、充電、スイッチボタン、音量などなど、全ての機能が詰まっているといっても過言ではありません。そのチップが破損、故障、することで正常にiPhoneとしての使用が出来なくなります。
タップ・タッチができなくなる場合
例えば、タッチ機能を有する基板部分が故障すれば、タッチ操作の異常が起きタッチ操作が不能となる可能性があり、画面への出力部分であればディスプレイに何も表示されなくなり、CPUであれば起動しない症状へと繋がる場合があります。基板(マザーボード)は最も重要なパーツで、精密ですので、基板が故障している場合には、修理不可または、高額な修理費用となる可能性があります。
iPhoneの基板・マザーボード故障の原因は?
大切に使っていたのに基板故障?なぜ基板故障になってしまうの?という疑問を持たれた方も多いと思います。基板が故障には様々な要因が考えられます。
・水没、液体をこぼすなど、iPhone内部への浸水による基板故障
iPhone内部への浸水が電源が入らなくなったことの原因であれば、基板故障にも納得が出来ると思いますが、基板が濡れる、また、汚れることによって、過度な電流が流れてしまうことがあります。また、基板の損傷、劣化が原因で基板が故障してしまう事があります。過度な電流が流れることで基板がショートしてしまうのです。
・基板上のチップの劣化
基本的には外部に触れることの無い基板ですが、どんな物でも経年劣化してしまいますので、同様に基板の劣化による基板故障もあり得ます。また、本体が熱を持って、気温が上がったり、気温変化の多い環境への持ち込みなどによってチップにも悪影響を及ぼす場合があります。
・基板チップの損傷、故障
水没や劣化に加え、度重なる落下や強い衝撃などにより、基板チップの不良が起き、基板故障となる可能性があります。何度もiPhoneを地面や床に落としていたら、その衝撃がマザーボード上のチップにも伝わってしまい、回数を重ねれば重ねるほどに状態は悪化するので、急激な変化はないですが、繰り返しの衝撃による劣化は有り得ます。
・異常な電流が流れることによる基板故障
濡れた状態、湿気のある状態で充電、安定な電流が流れない環境でiPhoneを充電をするなど、基板に異常電流が流れることで基板がショートしてしまう可能性があります。
上述していますが、漏電も電流系の障害の1つです。
以上のように、様々な原因があり誰しもが遭遇する可能性のあるトラブルです。基板故障の症状でデータ復旧をしたいという場合には、高額な費用となる可能性もあり、確実に復旧が可能ではありませんので、日々のデータのバックップが何よりも重要です。
iPhoneの基板修理は高難度
iPhoneの基板がショート・故障してしまい、修理が必要な場合には基板修理が必要となります。インターネットで調べると数多くの基板修理対応の店舗が出てきますが、どこに修理を依頼するかが大変重要となります。
基本的には基板修理の場合には、ほぼ確実にマザーボードに手を加えますので、1業者目で失敗、諦めきれず2店舗目、3店舗目・・・というようになると、基板にどんどん手が加えられ基板故障の原因究明が難しくなり、データの復旧率は格段に下がります。
また、iPhoneの基板は特殊な作りとなっている為、修理難度が極めて高いと言われています。そのため、パソコン、スマホなど様々な基板修理実績を持っていようと、iPhoneの基板修理をどれだけ経験し、どれだけ実績を積んでいるかが重要なポイントとなります。
大切なデータが取り戻せるか、戻せないかの重要な部分ですので、データをどうしても取り戻したいという場合には、信用できる業者なのか、基板修理の実績はどうなのかなど、詳しく質問し後悔の無い業者選びを心がけましょう!
iPhoneの本体復旧したい場合、基板修理はオススメしない
基板修理を検討されている方は、多くの場合データ復旧がご希望だと思いますが、データは不要で本体復旧したいという方もいると思います。ただ、一度故障した基板に手を加え修復する作業となりますので、今後不具合が起きる可能性や、再発してしまう可能性は0ではありません。ご理解いただきたいのは基板修理は長期的なiPhoneの使用を保証するための技術ではありません。データが不要の場合にはiPhoneの基板修理はおすすめではありません。
新品のiPhoneに乗り換えを
新しいiPhoneにデータ移行するもしくは新規購入するという際にも注意しなければならない点があります。もちろん、安く抑えるのであれば、中古のiPhoneを購入するのも悪くはない選択ですが、長期的に確実に動くiPhoneを使用したい、という場合には新品のiPhoneを購入されることをオススメします。その際に、よく壊す、画面割れなどのトラブルに見舞われるという場合には最新モデルのiPhoneではなく、iPhone8以前のモデルをオススメします。
基板修理でiPhoneからデータは取り出せるのか?
iPhoneの基板の構造、セキュリティの高さから100%、確実にデータ復旧が可能な業者は無いと言えます。
iPhoneはPCやAndroidスマホと違う
iPhoneと違って、パソコン、スマホの場合にはデータが格納されている部分から直接データを取り出すという方法がありますが、iPhoneの場合にはデータが暗号化されるなど様々な高度なセキュリティにより、データを直接取り出すという方法はできません。
データチップだけの抜き出しは不可
iPhoneに関しては基板上から、メインのチップを取り出そうとしても、暗号化されておりデータとして見れない、そもそも取り出せないという現状です。そのため、iPhoneの基板故障の場合には、正常に起動する状態、または起動しデータのバックアップが取れる状態まで復旧させる必要があります。そのため、高度な技術が必要であり、データ復旧業者を探すことが何よりも大事な作業となります。
システムエラーには何度もトライアンドエラー
また、データチップが破損している、基板のシステムエラーなど、そもそもデータが破損している、またはデータを認識出来ない状況の場合には修理は出来ません。ただ、この症状であったとしても基板修理に取り掛かり、一つ一つ故障原因を解いて行って判断することになります。
理論上ではデータが破損していない限りは、復旧が見込めますが、前述の通りiPhoneの基板修理は難易度がかなり高いので、基板修理対応業者は増えてきているものの、まだまだ発展途上とも言えますので、今後に期待したいです。
本体復旧はしてもいつまで起動できるかわからない
ここまで説明をご一読いただければ、iPhoneが本体として起動するようにしなければデータの復旧をすることができないことをご理解いただけたと思います。でも、本体として使えるようになるのは期待しないでください、とお伝えしました。
その理由としては、基板は工場で機械的に作られているもので、非常に細かい構造になっています。これを短期的にでもデータが取り出せるようにするものであって本体として長く使い続けることは保証できないからです
基盤?基板?どっちが正しいのか
かなりの修理屋さんのページでも基盤修理と書いているものが目立ちます。恥ずかしながら、このブログでも編集をして、ただしく「基板」と書くことになりました。小さいことかもしれませんが、「基盤」というのと「基板」というのは大きく異なります。そのため、しっかりと修理屋さんが理解しているかというのを見極めるポイントにもなるかもしれません。
スマホが水没しショートした場合
このページではiPhoneが水没して、ショートしてしまった、何かしらの故障をしてしまった場合について紹介させていただきました。ただ、スマートフォン全般となるとかなり幅広くなってしまうので、今回は割愛させていただきました。そのため、マザーボードや基板について詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳細に解説しましたので参考までにご覧ください。
水没したのに、iPhoneが普通に使える!という方はたまたまラッキーで、幸運に恵まれたとしかいえません。あくまでもそれは一時的な復旧もしくは再度立ち上がる状況にはなったけれども、いつまた電源が入らない状態になるかはわかりません。もし今起動しているiPhoneをお持ちならば、データのバックアップを急いで取ることをオススメします。
iPhoneの基板修理・データ復旧はDATASMART
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サービスの流れ | ①お問合せ→②依頼品の発送→③お預かり無料診断→④データ復旧作業→⑤データ納品 |
おすすめ ポイント |
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まとめ
今回は基板のショート・故障の場合の基板修理についてまとめましたが、iPhoneの故障原因は様々ですので、水没などの場合には基板修理をせずに復旧する可能性がありますし、症状によってはソフトウェアの書き換えで復旧する可能性もあります。一概に基板修理が必要かどうかは言い切れません。
また、基板の故障箇所によっては、基板修理の実績を積む業者が増えていますので、信頼できる修理業者を探すことが何よりも復旧への近道となると思います。データのバックアップがあれば多大な労力、費用をかけずに済みますので、データのバックアップを定期的に取るようにしましょう。
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