【iPhone基盤修理】Apple(アップル)でデータ復旧可能?基盤交換でデータ消失

Apple storeではデータ復旧できない!? 基板修理などが必要な場合の対処まとめ

iPhoneが水没して、電源が入らなくなってしまって、検索する手段もなくなってどうしようもなくなってしまいます。そこで真っ先に思い浮かぶのはアップルストアに行けば何とか解決できるのでは?!ということだと思います。しかしながら、結論から申し上げるとアップルストアではデータ復旧サービスを提供していません。そのため、アップルストア以外でのデータ復旧を行う必要があります。アップルストアではできないデータ復旧の方法を含めて解説させていただきます。

アップルストアではiPhoneの基盤修理はできません

結論から申し上げると、2021年現在アップルストア、オンラインサイトともにiPhoneのデータ復旧・写真やあらゆるアプリのデータ復旧(データサルベージサービス)を行なっていません。基本的にiPhoneの本体交換・部分的なパーツの交換を行なっています。その際に基板(基盤)を交換することになるのですが、基板(基盤)交換をしてしまうとデータが完全に消去されてしまいます。

iPhoneの基板交換を含めた本体交換や部品交換を提供

実際に問い合わせて確認をしましたが、iPhoneの基板(基盤)修理サービス及びデータ復旧サービスをアップルストアで提供はしていません。その代わりに基板(基盤)交換を行っています。iPhoneの基盤修理に関してはとても高度な技術です。AppleStoreに技術者を配備するのはとても難しいことから考えても交換をすることで修理サービスを提供しています。

アップル社はバックアップツールを提供している

AppleではデータのバックアップツールとしてiTunesやiCloudを提供しています。この部品交換をする際に初期化されるので、バックアップがない状態でアップルストアに持ち込むと大切なデータが消えてしまいます。バックアップツールとしてiCloudを使用している場合に無料版の5GBの範囲に必要なデータが入っていれば良いのですが、有償版のiCloudを使用していない場合には大切な他のデータを救出することができないかもしれません。

アップルストアはそれほど国内に多く存在しません

直営のアップルストアはそれほど日本国内に多くはありません。また、アップルストア含めて正規代理店でもデータ復旧サービスは提供していません。アップル社直営店以外の公式サービスも含めてiPhoneからデータを取り出しをなんとかしたい方のために、このページで情報をまとめています。

よくある障害

  • iPhoneの画面が割れてタッチ操作ができない
  • 突然電源が入らなくなった
  • お風呂に落としたらいつもは大丈夫だったのに、ホーム画面が表示されない
  • リンゴマークが表示されて、そこから先に進めない

iPhoneの画面割れした状態からデータ取り出し

わかりやすく説明するために、具体的な事例を挙げてみたいと思います。「画面割れしたiPhoneからデータを使える状態にしたい!」と考えた場合にタッチ操作ができないiPhoneをアップルストアに持ち込んでしまうと画面交換では本体交換になります。そのためiPhoneの画面修理であってもデータは消去され、初期化の状態でアップルストアで受け取ることになります。この場合にもデータ取り出しをしたい場合にはアップルストアではなく、データ復旧業者に依頼をするか、すでに行ったことがあり、信頼できるiPhone修理屋さんが近所にある場合にはそちらに持ち込まれるのをおすすめします。

AppleStoreでデータ復旧サービスを提供していない理由

なぜアップルストアで対応していないかということも気になるかとは思います。世界的に見てもiPhoneのトラブルのほとんどは画面割れと電池の経年劣化です。そのためAppleStoreでは画面交換とバッテリー交換サービスを提供しています。これらのサービスに関してはかなり以前からApple Storeで提供をしていました。

iPhoneのバッテリー交換を依頼する場合

バッテリーだけ交換したいと思ってアップルストアに行ったとしても、ユーザーの元に戻すときには完璧な状態(新品同様)のリファビッシュ品に近い状態にするため、バッテリー以外の故障に関しても診断をした上で処置を行います。そのため一部だけの不具合を感じていたとしても「完璧に修理をしてもらう」ということしかありません。

iPhoneを水没させて電源が入らなくなった場合

iPhoneが水没によって急に電源が入らなくなったトラブルに関しては、画面割れや電池交換などの経年劣化や起きやすいトラブルとしてはそれほど多くはないということなのだと思います。そのため、アップルストアでは画面割れのトラブルのように修理して直すことが困難であること、すでにiCloudやiTunesなどのデータバックアップツールを提供していることが大きな理由だと考えられます。

どこでデータ復旧すればいいの?

アップルストアは日本には直営店が東京には表参道、渋谷、銀座、丸の内にあります。また、大阪には心斎橋、名古屋は栄、福岡は天神にアップルストアはあります。以前よりもかなり店舗数は増えたものの、データ復旧サービスを提供していません。なぜならば、基本的にはiCloudのバックアップサービスを提供しているので、appleとしてはそのツールをユーザーの方に利用して欲しいというところだと考えられます。

そもそも、アップル側の考えとしてはクラウドにバックアップしていたら、基本的にデータを安全な場所に保管できているのです。iCloudやiTunesによるバックアップはいわば大切な写真や動画などのデータの保険のようなものと考えればわかりやすいのではないでしょうか。

キャリアショップでも全データ復旧は非対応

auショップ、docomoショップ、softbankショップなどの店舗でもデータ復旧サービスの提供はありますが、限定的です。何が限定的かと言うと、キャリアのショップで提供しているデータ復旧サービスの取り出せるデータの範囲が写真や動画、アドレス帳のみです。

また、データ復旧の依頼をした際に本体の返却がないので、データ復旧に失敗した時に他の業者に依頼しようとしても出来ないというリスクが高いです。なぜならば、iPhoneなどを契約している場合に、キャリアショップは窓口にはなっているものの、裏側の本体交換などを行なっているのはアップルだからです。

さて、水没させてしまったり、電源が入らなくなってしまったiPhoneを片手にアップルストアに行かれた方も多いかと思いますが、どのようにすればいいのでしょう。そこでデータトラブルを解決してくれるのはデータ復旧専門業者への持ち込みということです。

そもそもデータ復旧専門業者って?

まず、ほとんどの方が人生で初めてデータを取り出すことに対しての必要性に駆られていると思います。そして、何度も繰り返すトラブルではないと思います。そもそもデータ復旧は日本国内ではパソコンが輸入されてから、壊れてしまったパソコン内部の重要なデータを救出することからデータ復旧サービスが生まれました。物理的に存在しているパソコンが突然壊れてしまうということがあったので、それらから大事なデータをなんとか取り出して欲しいというニーズがあったためです。

壊れたiPhoneからデータは救出可能

これは今日現在の多くの人が利用しているiPhoneでも言えることなのですが、iPhoneを利用しているけれどクラウドサービスやバックアップを作成してなかった。という場合にはiPhoneをなんとか動くようにしてデータを吸い出して欲しいというニーズがあります。生まれた時からのお子さんの写真、フェスで撮影した大好きなアーティストの動画などなど人それぞれの思い出が詰まっているからです。

iPhoneのデータ復旧はどこがおすすめ?

iPhoneのデータ復旧を専門にやっているところというのもありますが、iPhone修理屋さんがついでにやっている場合もあります。ただ、普通のiPhone修理屋さんではそれだけの高い技術を持ち合わせることはできません。なぜならば、街中のiPhone修理屋さんは基本的にはほとんどはアップルストアと同じように画面割れによる液晶割れを直す液晶交換と電池持ちが悪くなったことに対してのバッテリー交換を行なっています。
iPhone内部のデータが最優先の場合にはデータサルベージを専門にしている業者に依頼することが最適なアクションだと言えます。

AppleStoreではiPhone本体交換

アップルストアではデータ復旧には対応していませんが、本体交換には対応しています。そのためデータ復旧業者に依頼をし、データ取り出し作業が完了した後にアップルストアに行くのが最善策です。データ復旧に成功したら、バックアップを新しいiPhoneにデータ移行できるように準備してアップルストアに行くとスムーズです。

まとめ

データ復旧などのサービスのニーズはあるものの、とても多いわけではないこと、技術的にその場で提供することができないくらい高度なものなので提供していないなど、様々な理由がアップルストアで基板修理サービスを提供していない原因であると考えられます。

Apple storeではiPhoneのデータ復旧が行われていないのがわかっていただけたかと思います。このページをご覧になるのがアップルストアに行く前の方が多ければ少しはお役に立てたかと思います。

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