iPad水濡れ時の対応マニュアル

電源が入らなくなった場合の正しい対処

iPadは本体が大きく、本体が水没した場合、内部を乾燥させることは不可能と言っても過言ではありません。電源が入らなくなった場合にはデータ復旧業者に依頼することでデータを回復することができます。逆に誤った対応をすることで事態を悪化させてしまいますので、絶対にしないでいただきたいこと、しても意味がない対応も含めてまとめます。

意味がない!お米の中に入れる

水没した電子デバイスを米の中に入れて乾燥させるという方法は、広く知られています。しかし、この方法の効果についてはネット上で意見が分かれています。ただし、アップルの公式サイトでもお米を乾燥材として使用することはおすすめしていません。

お米の吸水力はシリカゲルより低い

米は一部の水分を吸収する能力を持っていますが、それはシリカゲルなどの専用乾燥剤と比較するとかなり限定的です。さらに、米粒から微細な粉が出ることがあり、それがデバイスの内部に入り込むと、新たな問題を引き起こす可能性があります。

お米が端末内部の損傷を改善することはない

お米を使った方法は必ずしも最良の選択とは言えず、場合によっては状況を悪化させる可能性があります。乾燥剤を使用するか、専門のデータ復旧サービスに依頼することを検討する方がより安全で効果的な場合が多いです。
仮に米による乾燥方法が機能するとしても、それはあくまで水分を除去するもので、既に起こった水没による内部的なダメージや腐食を修復するわけではありません。

シリカゲルは液体の水を吸着しない

シリカゲルは、その微小な穴(ポア)に空気中の水分(水蒸気)を吸着する性質があります。この特性により、環境の湿度を下げて物体を乾燥させるために利用されます。空気中の水蒸気を吸着するという性質から、湿度を抑える目的で製品のパッケージにしばしば含まれます。

まず、バックアップを確認

パソコンにバックアップを取っている場合にはMacの場合とWindowsの場合で異なりますので、下記の手順でご確認ください。

Mac上のFinderを使用する場合

①iPadをMacに接続します。
②Finderを開き、”デバイス” セクションでiPadを選択します。
③画面上部の「一般」または「情報」タブを選択します。
④「バックアップの復元」をクリックします。
⑤保存されたバックアップの中から復元したいものを選択します。
⑥「復元」をクリックしてプロセスを開始します。

Windows上のiTunesを使用する場合

①iPadをパソコンに接続します。
②iTunesを開き、デバイスのアイコンをクリックします。
③「バックアップから復元…」をクリックします。
④保存されたバックアップの中から復元したいものを選択します。
⑤「復元」をクリックしてプロセスを開始します。
なお、バックアップを復元すると、iPad上の現在のデータはバックアップのデータで上書きされます。復元後はiPadが再起動します。復元が完了すると、以前のバックアップ時点の状態に戻ります。

アップルケアプラスで本体交換

アップルケアプラスは、Appleが提供する製品保証プログラムで、iPadをはじめとするApple製品の修理とテクニカルサポートを2年間提供しています。アップルケアプラスに加入している場合、iPadが水没や落下などで物理的に損傷した場合も、一部の自己負担料金(5000円前後)を支払うことで本体交換が可能となります。

水没も2回までは対象

なお、アップルケアプラスの保証は、意図しない損傷については2年間につき2件まで、そしてバッテリーの交換や付属品の故障については無制限に対応します。また、24時間365日の優先テクニカルサポートを利用することができ、ハードウェアからソフトウェアに至るまで幅広い問題に対するサポートを受けることができます。

データ復旧業者の選定基準

データ復旧業者を選定する際には専門性と経験、成功率、セキュリティとプライバシー、価格と透明性、カスタマーサービス、レビューと評判などを重視する必要があります。これらの基準を通じて、自身の状況に最適な業者を選ぶことが可能となります。

信頼性

業者がどれほど信頼されているか、または評価されているかも重要な選定基準です。業者の過去の実績、特に警察などの官公庁の実績、取引先やパートナー企業との関係などを確認することで、その信頼性を判断することができます。

専門性と経験

データ復旧は専門的な技術を必要とします。業者が長年の経験と高い技術力を持っていることは重要な基準です。また、特定の種類のデバイスや問題に対する専門性も重要です。

データ復旧成功率

業者がデータ復旧に成功する割合を知ることは重要です。高い成功率はその業者が信頼できるという証拠です。

カスタマーサービス

データ復旧はストレスフルな状況であるため、業者のカスタマーサービスとコミュニケーション能力も重要です。

レビューと評判

実際の顧客のフィードバックや評価を確認することは、その業者の信頼性やサービスの質を判断するのに役立ちます。

セキュリティとプライバシー

データ復旧業者は、顧客のデータを取り扱うため、それが安全であることと顧客のプライバシーを保護することが必要です。そのため、業者がデータセキュリティとプライバシー保護にどれだけ配慮しているかを確認することが重要です。

スマホデータ復旧はDATASMARTへ

元埼玉県警捜査一課デジタル捜査班 佐々木成三氏
スマホのデータ復旧専門業者のDATASMARTにご相談ください。DATASMARTにはAndroidスマホのみならず、iPhoneやその他の最新デバイスのデータ取り出しのための高い技術あります。そのため、埼玉県警から捜査協力のために技術提供の実績があります。テレビコメンテーターとして活躍中の佐々木成三氏(元埼玉県警)も推薦しています。詳しくはこちらからご覧ください。

サービス情報

8つの無料 ①初期診断費用:0円
②分解・取り外し費用:0円
③組み立て費用:0円
④部品費用:0円
⑤復旧後の返送費用:0円
⑥納品用メディア費用:0円
⑦バックアップ作成費用:0円
⑧データ保管費用(1週間):0円
サービスの流れ ①お問合せ→②依頼品の発送→③お預かり無料診断→④データ復旧作業→⑤データ納品
おすすめ
ポイント
デジタル捜査のスペシャリスト捜査一課元刑事のお墨付き
業界最高峰のデータ復旧技術
復旧難易度の高いスマホ・タブレットにも完全対応
各県警への捜査協力・技術提供(高度デジタルフォレンジックサービスの提供)
高い技術と捜査貢献を評価され感謝状を受領
埼玉県警より受領した感謝状

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まとめ

水没したiPadのデータ復旧について、アップル公式でも米や乾燥剤の使用を推奨していません。これらの手段は内部の腐食や損傷を改善せず、場合によっては状況を悪化させる可能性があるためです。また、シリカゲルは液体の水ではなく、空気中の水蒸気を吸収する特性を持っています。電源が入らないiPadのデータ復旧は専門業者に依頼するのが最善の手段で、バックアップがある場合はMacまたはWindows上から復元可能です。誤った対応を避け、早急に専門業者に相談することが大切です。

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