【Windows 11/10対応】誤ってデータを削除してしまったときの復元手順
うっかりして大切なデータを削除してしまったことはありませんか?特に、Shiftキーを押しながら「削除」キーを押した場合や、「ゴミ箱」を空にしてしまった場合、そのファイルは通常の操作では元に戻せません。しかし、Windows 11およびWindows 10には、削除したデータを復元するための機能がいくつか用意されています。この記事では、それらの機能を活用して削除したデータを復元する手順を紹介します。
目次
ファイルを「ゴミ箱」の中から元に戻す
ファイルを通常の方法で削除した場合、「ゴミ箱」に一時的に保存されます。ここから簡単に元の場所に復元することが可能です。
- 「ゴミ箱」を開く: デスクトップにある「ゴミ箱」アイコンをダブルクリックします。
- ファイルを選択: 復元したいファイルやフォルダを見つけます。
- 右クリックで「元に戻す」: 右クリックして「元に戻す」を選択するか、上部の「管理」タブから「元に戻す」を選びます。
1.2. ゴミ箱にファイルがない場合
Shiftキーを押しながら(ショートカットキー〔Shift〕+〔Delete〕)削除した場合や、「ゴミ箱」を空にしてしまった場合は、ファイルは「ゴミ箱」に残りません。この場合は、次に紹介する「ファイル履歴」や「以前のバージョン」機能を使って復元を試みることができます。
セクション2: 「ファイル履歴」を利用した復元
2.1. ファイル履歴の設定状況を確認する
Windowsには、「ファイル履歴」というバックアップ機能があります。この機能を有効にしていると、過去のファイルのバージョンが自動的にバックアップされ、削除したファイルも復元可能です。
- 「設定」メニューを開く: 「スタート」メニューから「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」と進みます。
- 「ファイル履歴」を確認: 「ドライブを追加」を選択してバックアップ先を設定します。
2.2. ファイル履歴からの復元方法
- バックアップと復元(Windows 7)を開く: 「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」→「バックアップと復元(Windows 7)」を選択します。
- 復元するファイルを選択: 「ファイルの復元」を選び、削除されたファイルが含まれているフォルダを選びます。
- 復元を実行: 画面の指示に従い、復元したいファイルを選択して「次へ」→「復元」をクリックします。
セクション3: 「以前のバージョン」機能を利用した復元
3.1. 以前のバージョン機能とは
「以前のバージョン」機能を使用すると、ファイルやフォルダを過去の状態に戻すことができます。これにより、削除されたファイルを復元することが可能です。
3.2. 以前のバージョンからファイルを復元する手順
- ファイルやフォルダのプロパティを開く: 削除されたファイルやフォルダが元々存在していたフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「以前のバージョン」タブを選択: 「以前のバージョン」タブをクリックすると、利用可能な以前のバージョンのリストが表示されます。
- 復元を実行: 復元したいバージョンを選択し、「復元」をクリックします。これにより、ファイルやフォルダが過去の状態に戻ります。
セクション4: システムの復元を利用した方法
4.1. システムの復元とは
システムの復元機能は、Windowsの設定やファイルを特定の復元ポイントまで戻すことができる機能です。これにより、システムの問題を解決したり、削除されたファイルを復元したりすることが可能です。
4.2. システムの復元を行う手順
- 「システムの復元」を検索: 「スタート」メニューで「システムの復元」と検索し、表示された「復元ポイントの作成」をクリックします。
- システムの保護タブを選択: 「システム保護」タブで「システムの復元」をクリックします。
- 復元ポイントを選択して復元: 削除されたデータが存在していた時点の復元ポイントを選択し、画面の指示に従ってシステムを復元します。
セクション5: クラウドストレージからの復元
5.1. クラウドストレージを利用している場合
OneDriveやGoogle Driveなどのクラウドストレージを利用している場合、クラウド上にバックアップが残っている可能性があります。
5.2. クラウドからの復元方法
- クラウドサービスにアクセス: 使用しているクラウドストレージのウェブサイトやアプリにログインします。
- ごみ箱や削除済みファイルを確認: クラウドストレージ内の「ごみ箱」や「削除済みファイル」セクションを開きます。
- ファイルを復元: 復元したいファイルを選択し、「復元」または「元に戻す」オプションをクリックします。
結論
Windows 11およびWindows 10には、誤って削除してしまったデータを復元するためのさまざまな機能が備わっています。これらの機能を使うことで、データの損失を最小限に抑えることができます。また、定期的なバックアップを取ることも、データ保護の重要な一環です。万が一に備えて、バックアップの設定を確認しておくことをお勧めします。