データ復旧事業者の選び方・大切なデータを守る

目次
データの消失リスクと復旧の重要性
パソコンでデータを管理するうえで注意すべき点の一つに、データの破損や消失があります。故障によるデータ破損、誤操作による削除など、データが失われる原因はさまざまです。バックアップを取ることは重要ですが、予期せぬトラブルにより、バックアップをする前にデータが消えてしまうこともあります。そうした場合でも、データ復旧の手段を活用することで、失われたデータを取り戻せる可能性があります。
データ復旧の方法と最適な選択肢
データ復旧には、大きく分けて「専用ソフトを使用して自分で行う方法」と「専門業者に依頼する方法」の2種類があります。確実かつ安全にデータを復旧するには、専門業者を利用するのが望ましい選択肢といえます。しかし、数多くの業者が存在する中で、どの業者を選べばよいのか悩む方も多いでしょう。
データ復旧の成功率を高めるためには、信頼できる業者を選ぶことが重要です。そこで今回は、適切なデータ復旧の専門業者を選ぶためのポイントについて詳しくご紹介します。
公式HPで安心してデータを預けられるか確認する
業者を選ぶ際には、まずHPを確認することが重要です。
確認すべきポイント
業者に問い合わせる際には、以下のような項目を確認しておくことが重要です。
- 初期診断の有無とその費用
- 復旧可能なデータの一覧
- キャンセルの可否
- キャンセル時の費用や送料の負担
- 初期診断および復旧にかかる時間
- 料金の支払い方法(前払い・後払いなど)
- 復旧作業においてハードディスクを開封するかどうか
特に ハードディスクの開封 については慎重に確認する必要があります。開封時に穴を開けられたり、ネジを紛失されたりすると、他の業者に依頼できなくなる可能性があるためです。
また、HPに記載のない内容で、ご自身の記録メディアに該当する内容は電話でのやり取りでは、認識の違いや誤解が生じる可能性があり、「言った・言わない」といったトラブルに発展することもありますので、メールで問い合わせることをおすすめします。データ復旧では細かな条件まで確認する必要があるため、記録として残るメールでの問い合わせが望ましいです。
自社で作業を完結できる業者を選ぶ
データ復旧業者の中には、自社内で作業を完結できる業者と、他社が介入する業者の2種類があります。例えば、受付のみを行い、実際の復旧作業を別の会社に委託する業者の場合、受付を担当した業者が作業内容を詳細に把握できないリスクがあります。さらに、記憶媒体の受け渡しに時間がかかり、情報の食い違いが生じる可能性も高まるため、こうした業者を利用するのはリスクが伴います。
また、使用するツールが自社製かどうかも重要なポイントです。データ復旧業者の中には、市販のツールを使って作業を行っているところもあります。このような業者では、ユーザー自身が市販のツールを使って復旧するのと大差なく、依頼するメリットがありません。そのため、業者を選ぶ際には 自社開発のツールを使用しているかどうか も確認しておくことが重要です。
業者選びは慎重に
ソフトを使った自己復旧よりも、業者に依頼するほうが安全にデータを取り戻せる可能性が高くなります。しかし、業者選びに失敗すると、自力で復旧するのと変わらないどころか、状況が悪化するリスクもあります。データ復旧を成功させるためには、今回ご紹介したポイントを参考にしながら、信頼できる業者を慎重に選ぶことをおすすめいたします。
データスマートではあらゆる記憶媒体(HDD・PC、RAID・NAS、スマートフォン、SDカード、USBメモリ等)のデータ復旧に完全対応しております。まずはお気軽にお問合せください。また、ISO27001を取得していますので、機密データや顧客情報、新規開発事業の情報が保存されていたとしてもご安心してご依頼いただけるようにセキュリティ対策を行っております。