用語集

データ復旧用語集

H.264/AVC(Advanced Video Coding)
H.264またはAVC(Advanced Video Coding)は、デジタルビデオ圧縮のための一つの標準で、2003年に導入されました。H.264は、映像データを非常に効率的に圧縮する能力があり、これにより高画質なビデオを低ビットレートで提供することが可能になります。この技術は、インターネットビデオ、デジタルテレビ放送、ビデオコンファレンスシステム、その他多くのアプリケーションで広く採用されています。

H.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)
HEVC(High Efficiency Video Coding)、またはH.265は、AVCHDで採用された動画圧縮規格のことです。日本語ではヒーブと呼ばれており、ビデオ圧縮のための一つの規格であり、特に高解像度ビデオを効率的に圧縮することを目的としています。この技術は、特に4Kや8Kのような超高解像度ビデオの普及に伴い、重要性が増しています。Appleの独自規格ではありませんが、iPhoneの動画はiOS 11以降のモデル(iPhone 8、iPhone X以降)ではHEVC(エイチイーブイシー)の拡張子が標準になっています。その前身であるH.264/AVC(Advanced Video Coding)よりも約50%のデータ圧縮効率の向上を実現しており、同じビデオ品質でファイルサイズを大幅に小さくすることができます。

HEIF(High Efficiency Image File Format)
HEIF(High Efficiency Image File Format)は、日本語ではヒーフと呼ばれています。高効率な画像ファイル拡張子でAppleの製品であるiPhoneやMacintoshで採用されています。ファイルの末尾には「.heic」がつき、日本語ではヘイクやヒークと呼ばれます。特に写真や画像の保存に使用されるデジタル画像と画像シーケンスのために設計されています。このフォーマットは、MPEG-H Part 12(ISO/IEC 23008-12)の標準に基づいており、HEVC(High Efficiency Video Coding、別名H.265)ビデオ圧縮技術を利用して画像を圧縮します。HEIFは2015年に導入され、特にAppleが2017年のiOS 11からiPhoneでの画像保存形式として採用して以来、注目を集めています。iPhone以外の端末ではjpgに変換することでファイルが開けるようになります。

HFS (Hierarchical File System)
HFS(Hierarchical File System)は、Apple Inc.によって開発されたファイルシステムで、もともとは1985年にMacintoshコンピュータ用に導入されました。HFSは、その後のMac OSのバージョンにおいても長年にわたって基本的なファイルシステムとして使用されてきました。改良された後継であるHFS+が開発されて利用されてから利用されなくなってきています。
ファイルシステムの違い・種類

HFS+ (Hierarchical File System Plus)
1998年にAppleは、HFSの拡張版としてHFS+(またはMac OS Extended)を導入しました。Mac OSの拡張フォーマットですがiPodにも採用されています。Mac OS及びMac OS Xで利用されています。アロケーションブロックのサイズを小さくし、ディスクスペースの無駄を減らします。新しいファイルシステムであるAPFS(Apple File System)に移行しはじめています。
ファイルシステムの違い・種類
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