データ復旧の用語集

データ復旧用語集

AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)
高性能プロセッサとグラフィックス製品を提供する主要な半導体企業です。

APFS(Apple File System)
APFS(Apple File System)は、Apple Inc.によって開発された最新のファイルシステムで、2017年にmacOS High Sierraで導入されました。APFSは、先代のHFS+ファイルシステムを置き換えることを目的としており、現代のストレージ技術に最適化されています。特にSSDやフラッシュドライブなどの高速なストレージデバイスでの性能向上が図られています。
ファイルシステムの違い・種類

ASrock (アスロック)
マザーボードや産業用PCの製造を行う企業です。ユーザー向けに高品質かつコストパフォーマンスの高い製品を提供しています。

ASUS
パソコンやモバイルデバイスを含む幅広いIT製品を製造する台湾の企業。高品質のマザーボードで知られています。

AVCHD(Advanced Video Codec High Definition)
MPEG以外の動画規格の一つとして「AVCHD」があります。
近年の家庭用ビデオカメラやデジタルカメラで録画されるハイビジョン動画の多くは、このAVCHD規格に対応しています。比較的新しい規格であるため、WindowsXPやVistaといった古いパソコンでは標準で再生できないことが多く、専用の再生ソフトが必要になる場合があります。一方、Windows 7やWindows 8では、標準搭載のWindows Media Playerで再生が可能です。

avi
Microsoftが開発したWindowsの標準の動画ファイルです。動画ファイルはマルチメディアをサポートしたコンテナファイルという形式であり、音声と映像が格納されています。ビデオストリームは通常、Motion JPEG(M-JPEG)やDVなどのコーデックで圧縮されており、オーディオストリームはPCM(パルス符号変調)やMP3などのオーディオコーデックで圧縮されています。様々な圧縮方式に対応しているため、同じ拡張子であったとしても圧縮形式が異なる場合があります。そのため、ソフトによっては再生できないこともあります。また、.wmv等がWindowsに対応した動画ファイルとしてあります。

BIOS
BIOS(Basic Input/Output System)は、パーソナルコンピュータのマザーボードに組み込まれたファームウェアで、コンピュータの基本的なハードウェアを制御するための最低レベルの入出力システムを行うプログラムです。BIOSは、コンピュータの電源が入れられたときに最初に実行されるソフトウェアであり、ハードウェアの初期化と設定、起動プロセスの管理を担当します。設定されたブート順序に従って、ハードドライブ、SSD、光ドライブ、USBドライブなどからOSを検索し、起動します。最新のパソコンではBIOSではなくUEFIを搭載したものが多くなってきています。

Blu-ray (ブルーレイ)
高解像度のビデオデータを保存するためのディスクフォーマット。従来のDVDよりも大幅に高いストレージ容量を持つ。

Blu-ray(ブルーレイ)




記録メディアは、最初に12センチサイズのCDから普及し始めましたが、より大容量化の需要が高まり、DVDが登場しました。さらに進化を遂げ、現在では一般向けとしてBlu-rayディスクが最も大容量のディスクとなっています。


Blu-rayには、映像が記録された「Blu-ray VIDEO」のほか、CD-RやDVD-Rと同様に1回だけ記録可能な「BD-R」、さらにCD-RWやDVD-RWのように複数回の書き込みが可能な「BD-RE」が存在します。







BMP(Bitmap image)
BMP(Bitmap)は、画像ファイルの拡張子の一種であり、IBMとMicrosoftが開発したパソコンの黎明期の画像形式(Microsoft Windows Bitmap Image)です。MS-DOS時代からある歴史的な画像フォーマットです。BMPはフルカラー対応のため、非圧縮形式で画像を保存します。それによって他の圧縮形式(例: JPEG、PNG)に比べてファイルサイズが大きくなりがちです。ただし、劣化が一切しないため、編集途中の中間のフォーマットとして重宝されます。

CD-R/CD-RW

CDには「CD-R」と「CD-RW」の2つがあります。これらはデータを書き込むための規格です。どちらもレーザー光線を利用して記録面にデータを書き込み、記録する仕組みになっているという点では同じですが、CD-Rは一度書き込んだ部分を変更できないのに対し、CD-RWは後から書き換えや消去が可能です。なお、CD-RWの書き換え可能回数はおおよそ1,000回程度とされています。


CD(シーディー)
デジタルオーディオ、ビデオ、データの保存に使用される光学ディスクのことです。音楽CDやデータCDが一般的です。コンパクトディスクが正式名称です。

CPU
コンピュータの中心的な部分であり、プログラムの命令を解釈し実行するプロセッサのことです。

CPUの歴史

DVD-R/DVD-RW/DVD-RAM

DVDには、「DVD-R」「DVD-RW」「DVD-RAM」の主に3つの書き込み可能な規格があります。


DVD-RはCD-Rと同様に、一度書き込むと消去や書き換えができません。一方、DVD-RWとDVD-RAMはCD-RWと同じく、データの消去や書き換えが可能です。特にDVD-RAMは、DVD-RWよりも書き換え可能回数が多く、10万回以上の書き換えに対応しています。


ビデオカメラに直接挿入できる8cmサイズのDVDも存在しています。


DVD(Digital Versatile Disc)
デジタルビデオディスクと勘違いされがちですが、デジタルバーサタイルディスクのことです。CDよりも高いデータ容量を持ち、映画やソフトウェアの配布に使われることが多いです。

eeprom
電気的に消去および再プログラミングが可能なROMのことです。

emcp
組み込みマルチチップパッケージ。複数のチップを1つのパッケージに統合したもので、通常、フラッシュメモリとDRAMが含まれます。

emmc
ストレージの規格の一つで、フラッシュメモリを利用した記憶装置のことです。小型デバイスにデータストレージとして使用されるフラッシュメモリとコントローラの統合パッケージのことです。

FAT(File Allocation Table)
ファット(ファイル・アロケーション・テーブル)は、マイクロソフトによって開発された古いファイルシステムの一つで、ディスク内部に保存されたファイルの位置情報などを記録するための領域のことです。ファイルシステムがMS-DOSで採用されていたこともあり、FATと呼ばれています。FATの主なバリエーションは3つあり、それぞれ「FAT12」「FAT16」「FAT32」と呼ばれています。Windows MEまでの一般家庭向けのOSの標準ファイルフォーマットとして使用されてきました。ボリュームとファイルのサイズの制限等の問題解決のためにexFATが開発されています。
ファイルシステムの違い・種類

GIF(Graphics Interchange Format)
パソコンで使用されるデジタル画像の圧縮方式の一つで、古くから存在する規格のため、JPEGと並んでほとんどの環境で標準的にサポートされている代表的な画像フォーマットです。扱える色数は256色に制限されていますが、その分圧縮率が高いため、バナーやボタン画像などの用途で広く使用されています。

H.264/AVC(Advanced Video Coding)
H.264またはAVC(Advanced Video Coding)は、デジタルビデオ圧縮のための一つの標準で、2003年に導入されました。H.264は、映像データを非常に効率的に圧縮する能力があり、これにより高画質なビデオを低ビットレートで提供することが可能になります。この技術は、インターネットビデオ、デジタルテレビ放送、ビデオコンファレンスシステム、その他多くのアプリケーションで広く採用されています。

H.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)

AVCHDで採用された動画圧縮規格「H.264/AVC」の次世代規格です。特に高解像度ビデオを効率的に圧縮することを目的としたビデオ圧縮技術の一つです。H.264と比較して約2倍の圧縮効率を持ち、同じビデオ品質を維持しながらファイルサイズを大幅に削減することが可能です。


この技術は、4K映像を収録したUltra HD Blu-rayや8Kのスーパーハイビジョン放送といった高解像度コンテンツから、スマートフォンで撮影される動画まで幅広く対応しており、Netflixなどの動画配信サービスでも活用されています。特に、4Kや8Kといった超高解像度ビデオの普及に伴い、HEVCの重要性はますます高まっています。


Appleの独自規格ではありませんが、iPhoneの動画フォーマットとしても採用されており、iOS 11以降のモデル(iPhone 8、iPhone X以降)では、HEVC(エイチイーブイシー)の拡張子が標準となっています。そのため、高品質な動画をよりコンパクトなデータサイズで保存・配信することが可能になっています。


HEIF (High Efficiency Image File Format)




高効率な画像フォーマットであり、AppleのiPhoneやMacintoshで採用されています。JPEGの代替として使用され、同じ画質であればJPEGの約半分のファイルサイズに圧縮できるといわれています。ファイルの拡張子には「.heic」が使用されます。


iOSやmacOS以外の環境ではHEIFファイルを開けないことが多いため、iPhoneで撮影したHEIF画像をメールに添付するなど、Apple製品以外のデバイスに転送する際には、自動的にJPEGに変換される仕組みになっています。iPhone以外の端末で閲覧する場合も、JPEGに変換することでファイルを開くことが可能です。







HFS (Hierarchical File System)
もともとはMac OS用に開発されたMacintoshコンピュータに導入されました。改良された後継であるHFS+が開発されて利用されてから利用されなくなってきています。
ファイルシステムの違い・種類

HFS+(Mac OS 拡張フォーマット)
HFSの拡張版としてHFS+(またはMac OS Extended)を導入しました。Mac OSの拡張フォーマットですがiPodにも採用されています。Mac OS及びMac OS Xで利用されています。また、iPod等のその他の製品でも利用されています。新しいファイルシステムであるAPFS(Apple File System)に移行しはじめています。
ファイルシステムの種類

I/Oデバイスエラー

I/Oは「Input/Output(入力/出力)」の略称であり、I/Oデバイスエラーとは、パソコンに接続された入出力装置(HDD、CDドライブ、USBメモリなど)が正常に認識されていない状態を指します。


このエラーは、パソコンのOSが該当の入出力装置に対応していない場合や、装置自体が故障し、データの入出力が行えない状態で発生することがあります。もし別のパソコンに接続しても記録媒体が認識されない場合は、入出力装置そのものが故障している可能性が高いと考えられます。


ICレコーダー
音声をデジタルデータとして記録するポータブルデバイスです。会議やインタビューの記録に利用されます。

Intel (インテル)
マイクロプロセッサやチップセット、関連技術を開発する世界的な企業です。PC業界で広く使用されるCPUを提供しています。

JPEG(JPG)/EXIF

デジタルカメラで撮影した写真や、インターネット上に掲載されている画像の多くは、「JPEG」形式で保存されています。


デジタルカメラの画像は、JPEG規格に「EXIF」という拡張規格が組み合わさったものが一般的で、撮影日時や使用したカメラの情報などが画像データに付加されています。また、携帯電話やスマートフォンで撮影した場合、EXIFデータに緯度・経度情報(GPSデータ)が含まれることがあり、撮影場所が特定される可能性があるため、身元の特定、個人情報の漏えいの観点から設定に注意が必要です。


jtd/jtt/jtdc
.jtd、.jttや.jtdcはジャストシステム社が開発した日本語ワープロソフト「一太郎」は、日本国内で広く使用されている文書処理ソフトウェアです。一太郎のファイルは、他の文書処理ソフトウェア(例えばMicrosoft Word)とは互換性が限定的です。一太郎文書を他のソフトウェアで開くためには、変換ツールやエクスポート機能を利用する必要があります。拡張子は.jtd、.jttや.jtdcです。

KB(キロバイト)
データ量の単位で、約1,000バイト。小規模なテキストファイルやスプレッドシートなどに相当します。

LSI
大規模集積回路のことです。多数のトランジスタを1つの半導体チップに集積したもので、コンピュータやその他の電子機器に使用します。

MB (メガバイト)
1,000キロバイトに相当するデータ量の単位。画像ファイルや短いビデオクリップなどに相当します。

microSDカード
microSDカードは、小型で取り扱いやすいフラッシュメモリーベースのストレージデバイスです。これは、携帯電話、デジタルカメラ、ポータブルメディアプレイヤーなど、さまざまなデバイスで使用される非常に一般的な記憶媒体です。microSDは、miniSDカードのより小型のバージョンですので、主にスマートフォンで利用されることが多いです。外見上の破折があったとしてもデータ復旧の可能性は残されていますが、SDカードの外装がひび割れていて内部のフラッシュメモリの損傷が大きくなければ復旧の可能性があります。
SDカードについて

Microsoft Office(マイクロソフトオフィス)

Microsoft Officeは、Word(ワード)、Excel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)、Access(アクセス)など、主にビジネス向けのソフトウェアを統合したパッケージで、1990年の初リリースから30年以上の歴史を持ちます。現在では、従来の買い切り型(Microsoft Office 2021など)に加え、クラウドベースの「Microsoft 365」として提供され、オンラインでの共同編集やクラウドストレージ(OneDrive)との連携など、多機能化が進んでいます。




  • Word(ワード):文章作成のためのワープロソフトで、拡張子 .doc.docx のファイルを扱います。最近ではAIによる文章校正機能やリアルタイム共同編集が可能になっています。

  • Excel(エクセル):表計算ソフトで、データの集計やグラフ作成、関数やマクロ(VBA)を用いた自動化などが可能です。拡張子は .xls.xlsx で、近年はPower BIやPythonとの連携も強化されています。

  • PowerPoint(パワーポイント):プレゼンテーション用のスライド作成ソフトで、拡張子 .ppt.pptx のファイルを扱います。最近ではデザイン支援機能「デザイナー」や録画機能、オンライン発表機能が強化されています。

  • Access(アクセス):データベース管理ソフトで、拡張子 .mdb.accdb のファイルを扱います。中小規模のデータ管理に適しており、SQLを活用したクエリ作成やフォーム・レポート機能を備えていますが、Microsoft 365の一部プランでは提供されていないため注意が必要です。


さらに、Microsoft 365では OneNote(ノート管理ソフト)Outlook(メール・スケジュール管理) なども含まれ、クラウド環境を活用した効率的な作業が可能になっています。


MPEG(Moving Picture Experts Group)

動画圧縮規格の1つに「MPEG」があります。動画には、使用する機器や画質の違いに応じてさまざまな規格が存在します。


MPEGには複数の規格があり、中でも一般的なのが MPEG-2 です。MPEG-2はDVD-VIDEOの標準規格として採用されており、ビデオカメラで「ハイビジョン画質」ではなく「スタンダード画質」を選択すると、MPEG-2形式で撮影されることが多くなります。なお、音楽プレイヤーなどで広く使用されている MP3(.mp3)も、このMPEG規格の一部であり、音声圧縮の標準フォーマットとなっています。


また、ネット配信やメール添付に適した、より圧縮率の高い MPEG-4 も広く普及しています。携帯電話やスマートフォンで録画された動画の多くはMPEG-4形式で保存され、拡張子には .mp4.3gp などが用いられます。最近では、MPEG-4をさらに進化させた H.264(AVC)H.265(HEVC) も主流となり、高画質を保ちつつデータ容量を抑える技術として活用されています。


NANDメモリ
フラッシュ記憶装置の一種で、電源が切れてもデータを保持する非揮発性の記憶装置のことです。

NAS(Network Attached Storage)
NAS(Network Attached Storage)は、ネットワークに接続された専用のデータストレージデバイスです。主にファイルの保存、共有、バックアップを目的としており、複数のユーザーやデバイスがネットワークを介してアクセスできるように設計されています。NASは家庭環境や小規模オフィスから、大企業に至るまで幅広く利用されています。USBケーブルを通じてパソコンでデータを読み込めるようにしている外付けHDDという製品に対して、NASはネットワークを介してパソコンでデータを読み込めるようにしているハードディスク製品です。SSDで動くNASもあります。
NASについて

NTFS(NT File System)
NTFS(NT File System)は、マイクロソフトが開発したファイルシステムで、Windows NTとその後継のオペレーティングシステムで広く採用されています。1993年に初めて導入され、FATファイルシステムの後継として設計されました。NTFSは、パフォーマンス、信頼性、およびデータの整合性を向上させるための高度な機能を多数備えています。
ファイルシステムの違い・種類

OS(オペレーティングシステム)
OS(オペレーティングシステム)は、コンピューターハードウェアとソフトウェアリソースを管理し、基本的な機能を提供するソフトウェアのことです。パソコンのほとんどはWindowsもしくはMacintosh OSで動作するように設計されています。スマートフォンのほとんどはiOSまたはAndroid OSで動いています。
OS(オペレーティングシステム)について

PDF(Portable Document Format)
PDF(Portable Document Format)は、Adobe Systemsによって1990年代初頭に開発されたファイルの拡張子です。PDFは日本語ではピーディーエフと呼ばれることが多いです。テキスト、フォント、画像、およびベクターグラフィックスを含む文書を、元のレイアウトを保持した状態で表示することを目的としています。異なるOS(オペレーティングシステム)やデバイス間で文書を一貫して表示することが可能です。そのため公共機関、官公庁などが書類をインターネット上に公開する際に利用することも多いです。
ファイル拡張子について

PNG(Portable Network Graphics)
PNG(Portable Network Graphics)は、インターネット上で画像を取り扱うために設計されたデジタル画像フォーマットです。1996年に導入されたこのフォーマットは、GIFフォーマットの代替として開発され、特に透明性をサポートする能力が評価されています。PNGは非可逆圧縮を使用するため、画質の劣化が起こらずにデータを圧縮できます。

PST
PSTファイル(Personal Storage Tableファイル)は、Microsoft Outlookによって使用される拡張子です。このファイル形式は、ユーザーのメールメッセージ、連絡先、予定表エントリ、タスクなどの情報をローカルに保存するために使われます。PSTファイルによって、ユーザーはインターネット接続がない状態でも、Outlookのデータにアクセスし、それを管理することが可能です。

RAID(レイド)
冗長アレイ・オブ・インディペンデント・ディスクスの略称で、複数のハードドライブを組み合わせてデータの冗長性とパフォーマンスを向上させる技術。通常のハードディスクは1台単体で動作しますが、複数台のハードディスクを組み合わせて1つのシステムとして動作させる「RAID」という仕組みとして認識されています。

RAIDを構成することで、故障への耐性を高めたり、大容量のデータを一か所に集約できるといったメリットがあります。しかし、設定や運用方法を誤ると、単体のハードディスクよりもデータ消失のリスクが高まる場合があるため注意が必要です。


市販のNAS(ネットワーク接続型ストレージ)には、最初からRAIDが設定されたモデルもあり、例えば Buffalo社の「テラステーション」 などが代表的です。こうしたNASは、データの保護や運用の利便性を向上させるために設計されていますが、適切なバックアップを併用することが推奨されます。


RAIDについて詳しく


RAIDのリビルド

RAIDを構成しているHDDが故障した際に、新しいHDDと交換し、データを再構築する作業を「リビルド」と呼びます。


リビルドが正常に完了すれば問題はありませんが、処理中に障害が発生すると、システムの状態がさらに悪化し、データの復旧がより困難になる場合があります。そのため、リビルド作業を行う際は、事前にバックアップを確保するなど、慎重な対応が求められます。


RAID


RAW画像(Raw image format)

JPEG画像は圧縮技術を用いることで1枚あたりの容量が小さくなりますが、その反面、画質があまり良くなく、さらに画像編集を行うと画質が劣化しやすい特性があります。


デジタル一眼カメラなどでは、JPEG圧縮による画質の劣化を防ぐため、カメラのセンサーが捉えた生(RAW)のデジタルデータをそのまま保存する「RAW形式」で撮影することが可能です。RAW画像はカメラメーカーごとに規格が異なるため、閲覧や編集を行うには対応した現像ソフトが必要となります。


root化
Androidデバイスで管理者権限を得るためのプロセス。より深いシステムアクセスが可能になるが、セキュリティリスクも伴います。最新のスマートフォンではroot化をするのは非常に難しいです。

S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology)
S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology)は、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などのストレージデバイスの健康状態を監視し、予期しない障害やデータ損失を防ぐための技術です。1990年代初頭に導入されて以来、多くのストレージデバイスに標準装備されています。 ハードディスクについて

SSD(Solid State Drive)
SSD(Solid State Drive)は、データをフラッシュメモリに保存するストレージデバイス(記憶装置)です。従来のハードディスクドライブ(HDD)と異なり、機械的な可動部分がなく、完全に電子的な構造を持っています。このため、データの読み書き速度が非常に速く高速で、耐久性や信頼性が高いという特徴があります。USBもしくはSATAがインターフェイスとしては一般的ですが、PCI-Expressという端子でパソコンと接続するタイプもあります。


SSDについて

Time Machine(タイムマシン)

Macに搭載されているバックアップ機能「Time Machine」は、外付けHDDやネットワークストレージ(NAS)に定期的に自動でファイルをバックアップする仕組みです。


 

Time Machineの特徴は、単純なバックアップではなく、履歴を含めたバックアップ を行う点にあります。これにより、ファイルの内容を書き換えた場合でも、過去のバージョンに遡って復元することが可能です。指定した日時のデータにアクセスできるため、その名の通り「タイムマシン」のように過去の状態へ戻すことができます。


 

Windowsにも類似の機能 が搭載されており、Windows 7では「以前のバージョン」、Windows 8以降では「ファイル履歴」という機能が提供されています。さらに、Windows 10以降では「バックアップと復元(Windows 7)」や「OneDriveのバージョン履歴」を活用することで、Time Machineに近い機能を利用できます。近年では、MacのTime Machineのバックアップ先として、Appleの「Time Capsule」などの専用機器だけでなく、SynologyやQNAPといったNAS も対応しており、ネットワーク経由でのバックアップが可能になっています。また、SSDを利用したバックアップ も増えており、高速なデータ復元が可能になっています。


 

データバックアップの重要性が高まる中、クラウドストレージ(iCloud、Google Drive、OneDriveなど) を併用することで、物理的な故障や災害時にも備えることが推奨されます。


PCにおける自動バックアップ機能


txt
TXTファイル は、文章のみが記述されたファイルで、「テキストファイル」とも呼ばれます。ワープロソフトのデータとは異なり、文字の色やフォントの装飾、レイアウトの情報を含まないため、書式設定は一切できません。その代わり、互換性が非常に高く、ほぼすべてのソフトで開くことが可能 です。

ただし、TXTファイルには「文字コード」が関係しており、どの地域の文字を使用しているかを示すこの情報が適切に認識されないと、「文字化け」が発生し、内容が正しく表示されないことがあります。主な文字コードとしては、「UTF-8」「Shift_JIS」「UTF-16」などがあり、環境によって適切なものを選ぶ必要があります。特に異なるOS間(WindowsとMacなど)でファイルをやり取りする際には、文字コードの違いに注意が必要です。

文字化けとは

UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)
UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)は、従来のBIOS(Basic Input/Output System)の機能を拡張し、現代のコンピュータハードウェアに対するサポートを強化したファームウェアインターフェースです。2007年に初めて導入され、特に新しいマザーボードとシステムで標準となりつつあります。
BIOSとUEFIについて

USB(Universal Serial Bus)

USBメモリやUSBケーブルでよく耳にする「USB」は、「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」の略称で、その名の通り「汎用(ユニバーサル)」の接続規格として策定されました。


もともとは、パソコンとキーボード、プリンターなどの周辺機器を接続する規格を統一するため に開発されましたが、現在ではUSBメモリなどの記憶媒体 をはじめ、音楽プレイヤー、スマートフォン、ゲーム機 などのデータ転送や充電用のインターフェースとしても広く採用されています。



USB端子の種類


USBにはさまざまな形状の端子があり、用途に応じて異なるタイプが使用されています。




  • USB Type-A(A端子):一般的な長方形の端子で、USBメモリなどに使用される

  • USB Type-B(B端子):正方形に近い形状で、外付けHDDやプリンターなどで使用される

  • Mini-USB(miniB端子):B端子を小型化したもので、一部の古いデジタルカメラやポータブル機器で使用

  • Micro-USB(microB端子):さらに小型化され、スマートフォンやタブレットで広く採用された

  • USB Type-C(C端子):USB 3.1規格から導入された新しい端子で、表裏の区別がなく、高速データ転送や電力供給に優れる


USB端子の耐久性(挿抜回数の上限)


USB端子には摩耗による寿命があり、端子の種類ごとに挿抜回数(抜き差しできる回数)の上限 が異なります。




  • USB Type-A/B:約1,500回

  • Mini-USB(miniB):約5,000回

  • Micro-USB(microB):約10,000回

  • USB Type-C:約10,000回以上(強化設計のため長寿命)


特に、スマートフォンの充電端子として使われるMicro-USBは摩耗しやすいため、端子の破損に注意が必要です。近年では耐久性が高く、表裏を気にせず接続できるUSB Type-Cへの移行が進んでいます。


USB(ユーエスビー)
ユニバーサル・シリアル・バスの略称のことです。PCと周辺機器を接続するための標準的なインターフェイスです。

USBメモリ
データを保存するための小型のリムーバブルストレージデバイスです。USBポートを介してコンピュータに接続されます。

WMV(Windows Media Video)
WMV(Windows Media Video)は、マイクロソフトが開発した動画ファイルです。拡張子は.wmvで「ダブルエムブイ」と呼ばれます。以下にWMVに関する解説を行います。WMVはWindowsプラットフォームで広く使用される動画ファイルフォーマットであり、効率的な圧縮と高品質な映像を提供します。また、オンラインビデオストリーミングやファイルサイズの管理など、さまざまな用途で利用されています。

XDカード
xDピクチャーカードです。主にデジタルカメラで使用される小型のフラッシュメモリカードのことです。

xDピクチャーカード

SDカードと形状が似ており、使用方法も同様ですが、デジタルカメラで使用される記憶媒体のひとつに、「xDピクチャーカード」があります。


異なる規格のため互換性はありません。かつては一部のデジタルカメラで採用されていましたが、SDカードの普及が進んだことで現在ではほとんど見かけなくなっています


アーキテクチャ
コンピューターやソフトウェアの全体的な設計構造。データの流れや処理方法などを規定します。

アップコンバート
ソフトウェアを使用して画像を鮮明にする処理の総称をアップコンバートと言います。拡大表示しても画像が粗くならないように、画像情報を補完する技術などが含まれます。デジタルデータがある場合は、補完精度が向上し、印刷物を引き伸ばすよりも高品質に印刷できる可能性があります。

ただし、一度印刷された写真をスキャナーで取り込んだ場合、印刷の時点で元のデータの一部が失われているため、アップコンバートの精度は低くなる 点に注意が必要です。

アップスケーリング
アップスケーリング は、一般的に「単純な拡大」として使われることが多い言葉です。元の画素数を維持したまま引き伸ばすため、画像が粗くなるのが特徴です。

例えば、L判サイズの写真(127×89mm)をA4サイズ(297×210mm)まで拡大すると、2倍以上の大きさになるため、画質が劣化し、画像が荒くなる ことは避けられません。

近年では、AIを活用した高精細なアップスケーリング技術 も登場しており、ディテールを補完しながら拡大することが可能になっています。しかし、通常のアップスケーリングでは、画質の劣化を伴う点に注意が必要です。
アップスケーリング保存で映像をもっとキレイに残せる

アプリケーション
特定の作業を実行するために設計されたソフトウェアプログラムのこと。

イメージファイル
ディスクやドライブの完全なデータ構造を一つのファイルにコピーしたものです。

ウイルス
コンピュータに悪影響を与えるプログラムのことです。データ損失やシステム障害を引き起こすことがあります。

エラー
プログラムやシステムが予期しない問題に遭遇したときの状態です。データ復旧の専門業者にとってエラーログの分析や解析が重要です。

カーネル
オペレーティングシステムの中核部分で、システムリソースの管理やハードウェアとの通信を担当します。

カッコン音
「カッコンカッコン」はHDDの故障時に発生する代表的な異音です。これは、内部の部品が回転軸などに衝突する際に生じる音で、他にも**「カチンカチン」や「カッチャンカッチャン」**といった異なる音が発生することがあります。これらの音の違いは、部品が接触している箇所によって変わるものの、このような異音が発生している場合、ほとんどのケースで物理障害が発生していると考えられます。

もし、お手元のHDDからこのような異音が聞こえた場合は、速やかに電源を切り、物理障害に対応した専用の設備や機材を備えた専門の復旧業者に相談なさってください。
※弊社ではHDDの物理障害にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

クラスタ
ファイルシステムにおけるデータの最小記録単位。複数のセクタから構成されます。

クリーンルーム
クリーンルームは、塵埃(じんあい)、微生物、空気中の粒子、化学汚染などを厳格にコントロールするために設計された特殊な環境です。クリーンルームは主に製造業や科学研究で使用され、製品が外部環境からの汚染を受けないように保護するために必要とされます。その清潔さを定義するためにISO 14644-1などの国際基準に基づいてクラス分けされています。このクラス分けは、空気中の特定サイズの粒子数を基準にしており、クラス1が最も厳しい(最も少ない粒子数)クリーンルーム環境を指します。

コマンドプロンプト
コンピュータに対してテキストベースのコマンドを入力し、操作するインターフェイスのことです。

コントローラ
デバイスや機器を制御するためのハードウェアまたはソフトウェアの部分です。

コンパクトフラッシュ
小型のフラッシュメモリーカード。デジタルカメラや音楽プレーヤーに使用されることが多いです。

サージ電流/サージ電圧
瞬間的に非常に高い電流や電圧が流れる現象。雷などが原因で発生し、機器の故障をデータトラブルを引き起こすことがあります。

サムネイル
サムネイル画像とは、ファイルやコンテンツの内容を小さなプレビュー画像として表示するもので、ユーザーが迅速に視覚的に識別できるようにするためのものです。通常、画像ファイルや動画ファイル、ドキュメントファイルなどに対して生成されます。画面効率が良いため、一度にたくさんのファイルを閲覧、確認することができます。 何かしらの障害がデバイスに生じた場合に、サムネイルが表示されなかったり、ファイル一覧ではサムネイルが表示されるもののファイルの下半分が表示されないなどの場合もありますが、元のデータが壊れているものの、サムネイルが正常に保存されている場合にこのようなトラブルが発生します。

シーク
ハードドライブの読み取り/書き込みヘッドが特定のデータが記録されているトラックの位置に移動することです。

システム
ソフトウェアやハードウェアの組み合わせで特定の機能を実行するための全体的な構成のことです。

システム復元
Windowsにはシステムの復元という機能があります。

これによって、設定変更、プログラムのインストール、お使いのWindowsにこれまでしてきた変更を「元に戻す」機能です。削除したデータを復活させることはできませんので、誤って削除した場合に有効に機能することはありませんのでデータは復活することはありませんので、使用はしないでください。

システムの復元とバックアップ

セキュリティ
コンピューターシステムやネットワークを不正アクセスや攻撃から守るための措置のことです。ウイルスや情報漏洩に対するデータ保護において必要不可欠です。

セクタ
ディスクドライブ上でデータが記録される最小単位のことです。通常、一つのセクタは数百から数千バイトのデータを保持します。
ファイルシステムについて

チェックディスク
「チェックディスク」(Check Disk、またはchkdsk)は、Windowsオペレーティングシステムにおける重要なユーティリティの1つです。このツールは、ハードドライブ上のファイルシステムの整合性をチェックし、可能な限りファイルシステムのエラーを修正するために設計されています。特にディスクが不正にシャットダウンされた後や、システムエラーが発生した後などに役立ちます。

データ
データには情報という意味がありますが、さまざまな利用方法があります。使われている環境やシーンによっても異なります。特にデータ復旧では法人の場合であればデータベース、パワーポイントや設計図、回路図、現場写真などさまざまなものを扱います。個人の方の場合には写真やLINE、ゲームアプリなどさまざまな記録などが挙げられます。

データー
データは英語表記では「data」ですが、一部の方はデーターと読み/書きすることがあります。誤りとまでは言えませんが、一般的には日本語の表記や発音としては「データ」です。

データリスト
データ復旧プロセスにおいて、どのファイルやデータが復旧可能であるかを示すリストです。どのファイルがどの程度復旧可能かをリストアップすることができます。ただし、データリストに載っているからといってファイルが破損していないとは限りません。そのためあくまでも参考程度の資料として活用することができるものです。

データ復元
データ復元とは完全なバックアップをもとに初期状態の新しい製品にデータを移行することです。データ復旧とは異なり持ち主が自分自身で行うことができます。データ復旧との違いはデータが完全であるか不完全であるかという点です。データ復旧は壊れた製品からデータを取り出す専門業者による作業のことですが、バックアップが存在しないため失敗が許されません。

データ復元ソフト/復旧ソフト
データ復元や復旧ソフトは、誤って削除されたファイル、フォーマットされたハードディスクドライブ、ウイルスによる障害、ソフトウェアの故障、ハードウェアの障害など、さまざまな理由で失われたデータを回復するために設計されています。そのため、異音がする、焦げた匂いがする、落下させたり認識しなくなったなど物理障害が発生している場合に利用するとかえって状態が悪化する可能性があります。

データ復旧
記憶媒体が損傷または保存していたはずのデータが消失した際に元の状態に近付けることです。記憶媒体の製造元による修理と異なり、データのみを復旧する作業です。そのため、壊れたパソコンやスマートフォンが再び動くようになることはありません。抽出したデータはUSBメモリ、ハードディスクなどの記憶媒体にコピーして納品されるか、損傷状況によってはクラウドサービスに納品されます。

データ救出
データ救出はデータ復旧の誤った使用方法の1つです。よく非正規のパソコン修理サービスを展開するサイトやスマホ修理店で使用されます。

データ消去
データ消去は、デジタル記憶装置から情報を永久に削除するプロセスです。このプロセスは、単純にデータを「削除」する以上のことを意味し、データが復旧不可能になるように記憶装置から物理的または論理的に完全に消去されることを保証します。データ消去には様々な方法があり、使用される技術や手順は、目的やセキュリティの要求によって異なります。
データ消去について

データ消去ソフト
データ消去ソフトは、ハードディスクなどのデジタルストレージデバイスからデータを安全に削除するために設計されたソフトウェアです。情報漏洩を防ぐために利用されることがほとんどです。単にファイルを「削除」するだけでは、そのデータは物理的には媒体上に残り、他人にファイルを見られてしまったり、利用されてしまうことがほとんどです。データ消去ソフトは、このようなデータを復元不可能にすることを目的としています。

ディレクトリ
ファイルシステムにおいて、ファイルや他のディレクトリを含むコンテナのことです。通常はフォルダとも呼ばれます。
ディレクトリ構造について

デバイス
ハードウェアのことで、コンピュータシステムの一部として機能する任意の機械的または電子的部品のことです。例えば、ハードドライブ、SSD、USBメモリなど。

デフラグ
ハードドライブ上のファイルの断片を整理し、ストレージ空間を効率的に使うためのプロセス。断片化されたファイルはアクセス速度が低下する原因となります。

ドライバ
ハードウェアデバイスを操作するためのソフトウェアのことです。オペレーティングシステムとハードウェア間の通信を仲介します。

ドライブ
データを保存するためのデバイスのことです。ハードドライブ、SSD、光学ドライブなどが含まれます。

ドライブレコーダー
車載用のビデオ録画装置のことです。交通事故や事件の記録に使われます。ドラレコと省略して呼ばれることが多いです。記憶媒体はSDカードが多いです。

トリミング
トリミングは画像やビデオの編集において不要な部分を切り取って調整することです。たとえば、写真から顔だけを切り抜いたり、ビデオから特定のシーンを切り出したり、切り取りすることができます。

バイト(Byte)
8ビットから構成される、より大きなデータの単位。1バイトは通常、1文字のデータを表すのに使用されます。

バイナリ
データを二進数形式で表現したもの。コンピュータの基本的なデータ表現方法として利用されます。

ハイブリッドハードディスク
ハードディスクは低価格で大容量ですが動作が遅く、SSDは高速ですが高価で容量が少ないという特性があります。これらのメリットを融合した「ハイブリッドハードディスク」は、頻繁にアクセスされるデータをSSD部分に保存し、アクセス頻度の低いデータをハードディスク部分に保存することで、コストパフォーマンスと高速性能の両方を実現します。しかし、SSDの価格が低下し普及が進んだため、ハイブリッドハードディスクの販売台数は減少傾向にあります。なお、この技術は「Fusion Drive(フュージョンドライブ)」とも呼ばれ、iMacにも搭載されています。また、SSHD(ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ)とも表記されることがあります。

ヒープ
データ構造の1種で動的に割り当てられるメモリの領域のことです。プログラム実行時にサイズが変更可能で、動的メモリ割り当てに使用されます。

ビット(bit)
コンピュータデータの基本単位です。0または1のいずれかの値を取り、データの最小構成要素です。

ブート
コンピュータが起動する際にシステムソフトウェアを読み込むプロセスのことです。OSがメモリにロードされ機能開始します。

ファームウェア
ハードウェアを制御するための基本的なソフトウェア。デバイスの基本的な命令セットや制御コードを含む。

ファイル
データや情報がデジタル形式で格納される単位。文書、画像、プログラムなどがこれに該当します。

ファイルシステム
ファイルシステムは、OS(オペレーティングシステム)がファイルをデバイスで整理して保存するための管理する仕組みのことです。ファイルやディレクトリの管理、アクセス権限の設定、データの整合性保持などを行います。製品によって利用できるファイルシステムが異なります。Windows OSであればFATやNTFSがあり、Mac OSではHFS+やAPFSなどがあります。
ファイルシステムの違い・種類

フィルタリング
画像編集におけるフィルタリングとは、ぼかしやモザイクを適用する処理を指します。また、輪郭を強調したり、色調を変更したりすることも可能です。

フォーマット
ストレージデバイスを初期化し、ファイルシステムを設定するプロセスのことです。データの書き込みが可能にします。ただし、スマートフォンやiPhoneにはフォーマットをすることはありません。

フォルダ
ファイルシステム内でファイルを整理するためのディレクトリ。複数のファイルをグループ化して管理します。

フォレンジック
デジタルデータの分析を通じて犯罪調査などに利用される技術のことです。データ復旧や分析が主な目的です。

フュージョンドライブ
Fusion Drive(フュージョンドライブ)は、HDDとSSDの長所を組み合わせたAppleの革新的なハイブリッドハードディスクです。高速なデータアクセスと大容量ストレージを実現し、コスト効率も優れています。この技術は、ユーザーにとってパフォーマンスと大容量低価格の両立を可能にし、日常の使用において快適な体験を提供しています。

Macintoshについて

フラッシュメモリ

USBメモリやSDカード、コンパクトフラッシュなどの記録媒体には、データを保存する小さなチップ(記録チップ)が内蔵されており、電気信号を利用してデータの読み書きを行います。フラッシュメモリは磁気ディスクとは異なり、可動部分が存在しないため、物理的な衝撃には比較的強い特徴があります。しかし、チップへデータを送受信する経路が衝撃によって損傷する可能性があるほか、電気的な障害には弱いため、過信は禁物です。


また、フラッシュメモリには書き換え可能な回数に上限があるため、頻繁にデータを更新する用途での常時保存には適していません。



プラッタ
プラッタは、ハードディスクドライブ(HDD)の基本的な構成要素の一つで、データを磁気的に記録するための主要なメディアです。プラッタは、通常、アルミニウムやガラスの基材で作られており、その表面には磁性材料のコーティングが施されています。この磁性層にデータが記録され、読み書きヘッドによってデータの読み取りや書き込みが行われます。プラッタの回転速度は、ハードディスクの性能に大きく影響します。一般的なデスクトップ用HDDでは5400RPMから7200RPM、高性能なサーバー用やゲーミング用HDDでは10000RPM以上で回転します。
ハードディスク(HDD)の構造

ヘッダー切り出し

ファイル名やフォルダ名を管理する構造情報が修復不可能な場合、データ復旧はファイルの特徴を手がかりに、記憶装置全体から行うことになります。ファイルの種類ごとに先頭部分(ヘッダー)のデータの並び方には一定の法則があるため、この特性を利用してファイルの開始位置を特定することが可能です。そして、次の開始位置までのデータを切り出す(ヘッダ切り出し)ことで、構造情報が失われた状態でもデータの抽出が行えます。


ただし、この方法ではファイル名やフォルダ名、作成日時などの情報を取得できず、過去に削除されたデータも混在することになります。また、通常の復旧方法と比較すると、破損したファイルが含まれる可能性が高くなる点にも注意が必要です。


ヘッド
ハードディスクドライブ(HDD)のヘッドは、データの読み書きを行うための非常に重要な部品です。このヘッドは、ハードディスクの磁気ディスク(プラッタ)上に記録されているデータを読み取ったり、データを磁気ディスクに書き込んだりする役割を担っています。フライングヘッド(飛びヘッド)と呼ばれるタイプが一般的です。このヘッドは、ディスクの表面から数ナノメートルの高さで浮かぶように設計されており、エアベアリング効果によってディスク表面に接触することなく、高速で回転するディスクの上を移動します。

ヘッドクラッシュ
ヘッドクラッシュは、ハードディスクドライブ(HDD)において、読み書きヘッドが物理的にディスクの表面に接触し、損傷を引き起こす現象です。ハードディスク内部の読み書きヘッドは非常に繊細で、通常、ディスク(プラッタ)表面から数ナノメートルの距離で浮遊しています。ヘッドクラッシュが発生すると、データの損失やハードディスクの完全な故障につながることがあります。ハードディスクから聞いたことがない異音が聞こえる場合にはヘッドクラッシュが起きている可能性があります。

ボイスレコーダー
会話などの音声データや音をデータにして保存するツールです。ICレコーダーなどの機器もありますが、スマートフォン用のアプリケーション(アプリ)も標準装備しています。

ホットスワップ(Hot swap)
機械の電源を入れ続けた状態(稼働して通電している)のまま、ハードディスクやファンなどの周辺部品を交換するために取り外しができる機能のことです。「ホットプラグ」や「活線挿抜」とも呼ばれます。
RAIDの種類

マザーボード
コンピュータの主要な基板で、CPU、またはメモリなどの重要なコンポーネントを搭載しています。

マルチカードリーダー

最新型のノートパソコンにはSDカードスロットが標準搭載されていることが多いものの、デスクトップパソコンでは未搭載のモデルが一般的です。そのため、デスクトップでSDカードを使用する場合は、外付けのカードリーダーが必要になります。


また、SDカード以外のメモリーカード、例えばコンパクトフラッシュやメモリースティックなどは、SDカード専用のスロットに挿入できないため、それぞれの規格に対応した専用のカードリーダーが必要となります。さまざまな種類のメモリーカードに対応したカードリーダーは「マルチカードリーダー」または「マルチカードリーダーライター」と呼ばれ、主にUSB接続で使用します。


マルチカードリーダーのパッケージには、数十種類のカードに対応していると記載されることがありますが、これは実際には同じ規格のカードを別の種類としてカウントしている場合が多い点に注意が必要です。例えば、SDカードにはSDHCやSDXCなどの派生規格があり、それぞれが別のカードとして数えられていることがあります。


さらに、誤ったスロットにメモリーカードを挿入すると、カードの端子が損傷するリスクがあるため、取り扱いには注意が必要です。特に、多くの種類のメモリーカードを使い分ける必要がない場合は、特定の規格にのみ対応した専用カードリーダーを使用する方が、安全かつ確実にデータを読み書きできるためおすすめです。


加えて、カードリーダーを選ぶ際には、転送速度や対応ファイルシステム(exFAT、FAT32など)も確認すると、より快適に使用できます。特に、高速データ転送を必要とする場合は、USB 3.0以上のインターフェースを備えた製品を選ぶことで、データのやり取りをスムーズに行えます。


メモリ
コンピュータの一時的なデータ保存場所です。作業中のデータやプログラムが格納され、アクセス速度が非常に速いです。

メモリーカードリーダー

デジタルカメラなどで使用されるSDカードやコンパクトフラッシュのデータをパソコンに取り込む際には、メモリーカードリーダーが必要です。一般的にはUSB接続型が主流で、複数の規格のメモリーカードに対応した「マルチメモリーカードリーダー」も販売されています。


特に、普及が進んでいるSDカードについては、パソコン本体にSDカードリーダー(SDカードスロット)を標準搭載しているモデルが増えており、追加のカードリーダーを用意しなくても直接データを取り込める場合があります。ただし、すべてのパソコンに搭載されているわけではなく、デスクトップパソコンでは非搭載のモデルも多いため、必要に応じて外付けのカードリーダーを用意すると便利なのでおすすめです。


SDカードリーダー・アダプタの使用方法


メモリースティック

従来のチューインガムサイズのメモリースティックは、近年ほとんど見かけなくなり、現在ではSDカードに近いサイズの「メモリースティックDuo」が主流となっています。


しかし、メモリースティックDuoはSDカードと物理的な形状が似ているため、誤ってメモリースティックDuo用のスロットにSDカードを差し込んでしまい、取り出せなくなったり、カードやスロットを破損してしまう事故が発生することがあります。取り扱いの際には、差し込む前に対応スロットであることをしっかり確認することが大事なポイントです。


ランサムウェア
ユーザーのファイルを暗号化し、身代金を要求するマルウェアの一種。感染するとデータのアクセスが制限される。

リードエラー

ハードディスクやメモリーカードなどの記憶装置からデータを読み取る際に発生するエラーは「リードエラー」と呼ばれます。その原因は多岐にわたり、ハードディスクの場合、磁気ヘッドやプラッタの経年劣化、動作不良などによって不良セクタが発生し、読み取り速度の低下や、最悪の場合、データの読み出し自体ができなくなることがあります。


リードエラーは記憶装置全体に発生する場合もあれば、一部の領域に限定されることもあります。しかし、たとえ一部であっても、OSの起動に必要なファイルが含まれる領域で発生した場合、OSが起動不能となる可能性があります。また、CRCエラーが原因でデータのコピーができない、RAID構成が崩壊して認識されなくなるといったトラブルの多くも、リードエラーに起因するものです。


こうしたエラーが発生している記憶装置に対し、CHKDSKやSCANDISK、データ復旧ソフトなどの高負荷な処理を行うと、リードエラーの範囲が拡大し症状が悪化します。最終的に完全にアクセス不能に陥ることも少なくありません。そのため、これらの操作は極力避けることを推奨します。


リカバリ

パソコンを購入した時点の状態、つまり、工場出荷時の状態に戻すことは「リカバリ」と定義されています。


リカバリは、パソコンが正常に動作しなくなった際の最終手段として用意されている機能で、機械的または電気的な物理障害がない限り、リカバリを実行することでシステムは正常な状態に復元されます。ただし、リカバリを行うとパソコンは初期状態に戻るため、保存されていたデータはすべて消去されます。


リカバリ後でもデータ復旧は可能ですが、内蔵ドライブがフォーマットされた上で初期状態のデータが上書きされるため、単にフォーマットした場合と比べると、復旧の難易度は大幅に上がり、復元率は大きく低下します。そのため、大切なデータがある場合は、リカバリを実行する前にバックアップを取ることが強く推奨されます。


リムーバルディスク
取り外し可能なディスクのことです。USBドライブや外部ハードドライブなど、データの移動やバックアップに便利です。

上書き
一般的な上書きとは異なり、パソコンやスマートフォンなど記録媒体における上書きは、あるデータが保存されていた領域に、新たなデータを書き込むことを指します。記憶媒体を削除やフォーマットした後に新しいデータを書き込むと、以前に保存されていたデータの痕跡が上書きされる可能性があります。上書きされた部分のデータは復旧が不可能 となりますが、すべての領域が上書きされていなければ、未使用の部分に残っているデータを復旧できる可能性があります。

また、意図的に無意味なデータで記憶媒体の全領域を上書きすることで、完全にデータを消去し、復旧を不可能にする「データ抹消ソフト」 も市販されています。特に、企業や政府機関では、機密情報を確実に消去するために、米国国防総省(DoD 5220.22-M)やNIST 800-88などのデータ消去規格 に準拠したソフトウェアを使用することが推奨されています。

さらに、近年のSSDでは、データの記録方式(ウェアレベリング)により、上書きだけでは完全な消去が保証されない 場合があり、Trimコマンドやセキュアイレース機能を活用することが推奨 されています。
データを完全に削除する方法

不良セクタ
ディスク上にデータを正常に読み書きできないセクタのことです。物理的な損傷や製造上の欠陥が原因となることがあります。記録メディアが物理的に損傷すると、一部のセクタが正常に読み書きできなくなることがあり、このようなセクタを「不良セクタ」と呼びます。

OSが不良セクタを検出すると、そのセクタは以降使用されなくなり、そこに保存されていたデータは失われます。さらに、不良セクタがOSの起動に必要な領域に発生した場合、OSが正常に起動できなくなる可能性もあります。


 

データ保存の仕組み

二進数
コンピュータがデータを扱う基本的な数値表現のことです。0と1のみを使用し、すべてのデジタル情報を表現します。

光ディスク
光ディスクはデータをデジタル形式で記録・読取するための光学メディアです。データはディスクの表面に微細なピットとランド(平坦部)の形で記録され、レーザー光線を使って読み取られます。代表的な形式にCD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル・ヴァーサタイル・ディスク)、Blu-ray(ブルーレイ)ディスクがあります。傷や汚れ、表面の色素を変化させる直射日光や高温多湿さなどによる劣化に弱いというデメリットもあります。また、クラウドストレージやSSDなどの新しい記録技術によって、使用頻度は減少しつつあります。

光学ディスク
データを光学的に読み取るディスクメディアのことです。CDやDVDなどがあります。

回復ドライブ
Windows 8には、「回復ドライブ」という機能があり、USBメモリや外付けHDDなどの外部メディアに、診断用のプログラムとリカバリ領域内のイメージデータを書き込むことができます。

この回復ドライブを作成しておくことで、パソコンが起動しなくなった際に、USBメモリや外付けHDDからシステムを起動し、トラブルの修復やリカバリを行うことが可能 になります。

Windows 10やWindows 11でも同様の機能が搭載されており、回復ドライブを作成しておくことで、Windowsの修復や初期状態へのリセット を行うことができます。ただし、回復ドライブを作成する際には、十分な容量のUSBメモリ(16GB以上推奨) が必要になることがあるため、事前に確認しておくことが重要です。

導電
電気が流れることができる状態を示します。データ復旧では、デバイスやシステムの電気的な問題を診断する際に重要です。

巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check/CRC)

データ転送時にエラーが発生していないかを確認するための検査方法の一つです。データを送信する際に、CRCコードと呼ばれる検査用のデータを付加し、受信側では受け取ったデータから独自にCRCコードを算出します。この算出結果と送信時のCRCコードを比較し、一致しない場合にエラーが検出されます。


データ転送中にエラーが発生すると、送信側と受信側のCRCコードが一致せず、「巡回冗長検査(CRC)エラー」として通知されます。このエラーは、ハードディスクの故障によりデータの読み書きが正常に行えない場合や、CD・DVDなどの記録メディアに汚れや傷があり、正しくデータを読み取れない場合などに発生することがあります。


復旧期間
復旧期間とは、パソコン(PC)やハードディスク(HDD)のデータ復旧サービスにおける作業実施期間を指します。具体的には、調査期間と復旧期間に分けられます。

なお、データ復旧の調査期間は5営業日、データ復旧期間は2~3営業日が目安となります。

構造情報


ハードディスクなどの記憶媒体には、データの本体部分とファイル名やフォルダ名などの構造情報が別々に保管されています。障害が発生すると、構造情報が破損し、データにアクセスできなくなることがあります。構造情報が修復可能な場合、そのままデータを取り出しが可能ですが、修復不可能な場合は、元のファイル名やフォルダ名が失われた状態でデータを取り出すことになります。


物理フォーマット(ローレベルフォーマット)

論理フォーマットとは異なり、ディスク全体のデータを上書きするフォーマットを物理フォーマット/ローレベルフォーマットと言います。通常、この処理では全セクタが「00」や「FF」などの特定の値に書き換えられるため、一度実行されると、それ以前のデータを復旧することは不可能になります。


また、このフォーマットではパーティション情報やファイルシステムなどの管理情報も含めて消去されるため、処理後は論理フォーマットを行わない限り、パソコン側で使用可能なディスクとして認識されません。


なお、厳密には「ローレベルフォーマット」とは、ディスクの製造過程で行われる、特定のパターンでデータを書き直す初期フォーマットを指します。そのため、「物理フォーマット」とは異なる概念ですが、実際には両者が混同されていることが多く見受けられます。


物理障害
記憶媒体自体に電気的・機械的な故障が発生し、データの読み出しができなくなる状態を「物理障害」と呼びます。これは、落下や水没などの物理的な衝撃によって発生することがありますが、外見上はわからないことも多く、経年劣化などで内部的な物理障害が発生する場合もあります。

ハードディスクの典型的な物理障害の事例には、基板や電気的な障害、ヘッドの故障、スピンドルモーターの障害、プラッタの損傷(磁性体の剥離)などがあります。

その他、以下のような症状も物理障害に該当しますが、論理障害の場合も似たような症状が出ることがあるため、エラー内容だけで正確な診断は難しいため専用設備がある環境での初期調査が必要です。

  • ハードディスクから今まで聞いたことのない音がする(異常な音)

  • ハードディスクが全く回転・動作しない

  • ファイルを開くときにCRCエラーやI/Oエラーなどのエラー画面が表示される

  • 「ディスクを挿入してください」と表示される

  • USBメモリのアクセスランプが全く点灯しない

  • SDカードを挿入しても全く反応がない

  • 落下させた

  • 水没した など


ハードディスク(HDD)の障害
RAIDの障害

異音
ハードディスクドライブやデバイスから通常とは異なる音が発生する現象。ハードウェアの故障が原因でカンカンやカッコン、カコンなどの音が鳴ることがあります。

管理者権限
システム上で最も高い権限を持つユーザー権限のことです。システム設定の変更や重要ファイルへのアクセスが可能です。

細切れ
MPEG2-TS形式の動画は、従来のMPEG2-PS形式とはデータの構成が異なり、全体のデータを細かく分割して保存する仕組みになっています。データ復旧が必要な場合、この構造が大きな欠点となることがあります。ファイル名やフォルダ名といった構造情報が取得できる場合は影響が少ないものの、「ヘッダ切り出し」と呼ばれる動画データのみを抽出する必要があるケースでは問題が発生します。この場合、細かく区切られたデータを1つのファイルとして処理することができず、結果的に本来1つの動画だったファイルが、数十〜数百の断片に分かれた状態で復旧されてしまうためです。

なぜ断片化されるかと言うと、TV放送や通信環境など、エラーが発生しやすい状況での使用を想定しているためです。動画を小さな単位に分割して送信することで、途中でエラーが発生しても次の映像をスムーズに再生できるという大きなメリットがあります。

 

脆弱性
ソフトウェアやシステムのセキュリティ上の弱点。これを突かれると、情報漏洩やシステム破壊などのリスクが生じます。

脱獄/Jailbreak(ジェイルブレイク)
特にiOSデバイスにおいて、製造元の制限を超えて不正にシステム設定やアプリケーションを変更する行為。これにより通常は使用できない機能が使えるようになることがありますが、セキュリティリスクも大きくなります。

解像度
解像度の単位は一般的に dpi(ドット・パー・インチ) で表され、1インチ内にどれだけのドット(ピクセル)が含まれているか を示します。そのため、解像度はデータの密度と考えると分かりやすい でしょう。

この数値が高いほど、より鮮明に画像を出力・記録することが可能です。一般的に、300〜350dpiの解像度 があれば、印刷物として十分に綺麗な仕上がりになります。

なお、Web用の画像では72dpi〜96dpi程度が標準 で、印刷用途と比べると低解像度ですが、ディスプレイ表示に適したサイズとなっています。最近では、Retinaディスプレイ(高精細ディスプレイ) に対応した画像では150dpi以上が推奨される場合もあります。

論理障害

ストレージデバイス自体の故障ではなく、データ構造の破損や誤った操作によって発生する障害。誤ってファイルを削除した場合や、フォーマット、リカバリの実行によるデータ消失も含まれる。以下のような症状が発生することが多いが、物理障害と併発している可能性もある。




  • パソコンが起動途中で止まり、セーフモードの選択画面から進まない

  • 起動時に「Windowsを正しく開始できませんでした」と表示される

  • 一部のフォルダやファイルが消えている

  • フォルダ名が文字化けして開くことができない

  • SDカードやUSBメモリを接続すると「フォーマットしますか?」「フォーマットしてください」といったメッセージが表示される


雷サージ
落雷による電気サージ。突然の高電圧が電子機器に流れ、損傷を引き起こす可能性がある。
トップへ戻る