用語集

データ復旧用語集

AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)
高性能プロセッサとグラフィックス製品を提供する主要な半導体企業です。

APFS(Apple File System)
APFS(Apple File System)は、Apple Inc.によって開発された最新のファイルシステムで、2017年にmacOS High Sierraで導入されました。APFSは、先代のHFS+ファイルシステムを置き換えることを目的としており、現代のストレージ技術に最適化されています。特にSSDやフラッシュドライブなどの高速なストレージデバイスでの性能向上が図られています。
ファイルシステムの違い・種類

ASrock (アスロック)
マザーボードや産業用PCの製造を行う企業です。ユーザー向けに高品質かつコストパフォーマンスの高い製品を提供しています。

ASUS
パソコンやモバイルデバイスを含む幅広いIT製品を製造する台湾の企業。高品質のマザーボードで知られています。

AVCHD(Advanced Video Codec High Definition)
AVCHD(Advanced Video Codec High Definition)は、エーブイシーエイチディーと呼びます。AVCHDは、H.264/MPEG-4 AVC(Advanced Video Coding)とDolby AC-3(Advanced Audio Coding)に基づいています。高精細なビデオを記録するためのファイルフォーマットとして開発された規格です。主に.mts(または.m2ts)という拡張子を持つファイルが使用されます。これらのファイルは、ビデオストリームとオーディオストリームを含んでおり、一般的にはカメラやビデオレコーダーなどのデジタルメディアデバイスで記録された映像を含んでいます。ソニーとパナソニックが開発したビデオ記録フォーマットです。2006年に初めて発表され、それ以降、コンシューマーカメラやプロシューマーカメラ、ビデオカメラ、デジタル一眼レフカメラなど、さまざまなデバイスで採用されました。AVCHDは、従来のDVDビデオに比べて高解像度のビデオを記録することができるため、主にハイビジョンやフルHDなどの高画質な映像を撮影する際に使用されます。ただし、Windows XPやVistaなどの古いOSを使っているパソコンでは再生することができない場合が多いです。Windows7以降のOSを搭載しているパソコンの場合には標準のメディアプレイヤーで再生することができます。

AVI(Audio Video Interleave)
AVI(Audio Video Interleave)は、Microsoftが開発したビデオファイルの拡張子です。AVIは、ビデオとオーディオのデータを含むマルチメディアコンテナ形式であり、非常に一般的で広く使用されています。AVIファイルは、ビデオストリームとオーディオストリームを含むコンテナ形式です。ビデオストリームは通常、Motion JPEG(M-JPEG)やDVなどのコーデックで圧縮されており、オーディオストリームはPCM(パルス符号変調)やMP3などのオーディオコーデックで圧縮されています。AVIファイルは、さまざまな解像度やビットレートのビデオとオーディオをサポートし、高品質のマルチメディアコンテンツを表現することができます。

BIOS(Basic Input/Output System)
BIOS(Basic Input/Output System)は、パーソナルコンピュータのマザーボードに組み込まれたファームウェアで、コンピュータの基本的な入出力システムを管理しています。BIOSは、コンピュータの電源が入れられたときに最初に実行されるソフトウェアであり、ハードウェアの初期化と設定、起動プロセスの管理を担当します。設定されたブート順序に従って、ハードドライブ、SSD、光ドライブ、USBドライブなどからOSを検索し、起動します。
BIOSとUEFIについて

Blu-ray (ブルーレイ)
高解像度のビデオデータを保存するためのディスクフォーマット。従来のDVDよりも大幅に高いストレージ容量を持つ。

BMP(Bitmap image)
BMP(Bitmap)は、画像ファイルの拡張子の一種であり、IBMとMicrosoftが開発したパソコンの黎明期の拡張子です。そのため、Windows環境で広く使用されています。BMPフォーマットは、画像をピクセル単位で格納し、色情報をRGB形式やRGBA形式で保持します。BMPは非圧縮形式で画像を保存するため、他の圧縮形式(例: JPEG、PNG)に比べてファイルサイズが大きくなりがちです。BMPは、特に単純で汎用的な画像の拡張子が必要な場合や、非圧縮形式で高品質の画像を保存したい場合に適しています。しかし、ファイルサイズや色深度の制限など、その他の拡張子と比較して考慮すべき点もあります。

CD(シーディー)
デジタルオーディオ、ビデオ、データの保存に使用される光学ディスクのことです。音楽CDやデータCDが一般的です。コンパクトディスクが正式名称です。

CPU
コンピュータの中心的な部分であり、プログラムの命令を解釈し実行するプロセッサのことです。

CPUの歴史

DVD(Digital Versatile Disc)
デジタルビデオディスクと勘違いされがちですが、デジタルバーサタイルディスクのことです。CDよりも高いデータ容量を持ち、映画やソフトウェアの配布に使われることが多いです。

eeprom
電気的に消去および再プログラミングが可能なROMのことです。

emcp
組み込みマルチチップパッケージ。複数のチップを1つのパッケージに統合したもので、通常、フラッシュメモリとDRAMが含まれます。

emmc
ストレージの規格の一つで、フラッシュメモリを利用した記憶装置のことです。小型デバイスにデータストレージとして使用されるフラッシュメモリとコントローラの統合パッケージのことです。

FAT(File Allocation Table)
FAT(File Allocation Table)は、マイクロソフトによって開発された古いファイルシステムの一つで、特に幅広い互換性のために広く使用されています。FATファイルシステムはMS-DOSで採用されていたこともあり、FATと呼ばれています。1977年に初めて導入され、その後いくつかのバージョンアップが行われました。主なバリエーションにはFAT12、FAT16、FAT32があります。Windows MEまでの一般家庭向けのOSの標準ファイルフォーマットとして使用されてきました。
ファイルシステムの違い・種類

GIF(Graphics Interchange Format)
GIF(Graphics Interchange Format)は、1987年にCompuServeによって開発された画像ファイルの拡張子です。日本語ではジフと呼ばれることが多く、ファイル名に「.gif」とつきます。特にインターネット上でのグラフィックス交換に適しており、その圧縮技術によりファイルサイズを小さく抑えながら画質を維持できるため、初期のウェブで広く使用されました。GIFは静止画だけでなく、短いアニメーションもサポートしているのが特徴です。GIF形式で使用されるLZW(Lempel-Ziv-Welch)圧縮アルゴリズムに関連してライセンス料金の問題が発生しました。このアルゴリズムは、Sperry Corporation(後のUnisys)の研究者であるTerry Welchによって1983年に開発されましたが、PNGファイルが代替拡張子として登場し、利用されるようになってきています。ただし、対応するソフトウェアが多くの方に利用される前にライセンスの問題は解決したため、現在でもGIFは利用されています。
ファイル拡張子について

H.264/AVC(Advanced Video Coding)
H.264またはAVC(Advanced Video Coding)は、デジタルビデオ圧縮のための一つの標準で、2003年に導入されました。H.264は、映像データを非常に効率的に圧縮する能力があり、これにより高画質なビデオを低ビットレートで提供することが可能になります。この技術は、インターネットビデオ、デジタルテレビ放送、ビデオコンファレンスシステム、その他多くのアプリケーションで広く採用されています。

H.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)
HEVC(High Efficiency Video Coding)、またはH.265は、AVCHDで採用された動画圧縮規格のことです。日本語ではヒーブと呼ばれており、ビデオ圧縮のための一つの規格であり、特に高解像度ビデオを効率的に圧縮することを目的としています。この技術は、特に4Kや8Kのような超高解像度ビデオの普及に伴い、重要性が増しています。Appleの独自規格ではありませんが、iPhoneの動画はiOS 11以降のモデル(iPhone 8、iPhone X以降)ではHEVC(エイチイーブイシー)の拡張子が標準になっています。その前身であるH.264/AVC(Advanced Video Coding)よりも約50%のデータ圧縮効率の向上を実現しており、同じビデオ品質でファイルサイズを大幅に小さくすることができます。

HEIF(High Efficiency Image File Format)
HEIF(High Efficiency Image File Format)は、日本語ではヒーフと呼ばれています。高効率な画像ファイル拡張子でAppleの製品であるiPhoneやMacintoshで採用されています。ファイルの末尾には「.heic」がつき、日本語ではヘイクやヒークと呼ばれます。特に写真や画像の保存に使用されるデジタル画像と画像シーケンスのために設計されています。このフォーマットは、MPEG-H Part 12(ISO/IEC 23008-12)の標準に基づいており、HEVC(High Efficiency Video Coding、別名H.265)ビデオ圧縮技術を利用して画像を圧縮します。HEIFは2015年に導入され、特にAppleが2017年のiOS 11からiPhoneでの画像保存形式として採用して以来、注目を集めています。iPhone以外の端末ではjpgに変換することでファイルが開けるようになります。

HFS (Hierarchical File System)
HFS(Hierarchical File System)は、Apple Inc.によって開発されたファイルシステムで、もともとは1985年にMacintoshコンピュータ用に導入されました。HFSは、その後のMac OSのバージョンにおいても長年にわたって基本的なファイルシステムとして使用されてきました。改良された後継であるHFS+が開発されて利用されてから利用されなくなってきています。
ファイルシステムの違い・種類

HFS+ (Hierarchical File System Plus)
1998年にAppleは、HFSの拡張版としてHFS+(またはMac OS Extended)を導入しました。Mac OSの拡張フォーマットですがiPodにも採用されています。Mac OS及びMac OS Xで利用されています。アロケーションブロックのサイズを小さくし、ディスクスペースの無駄を減らします。新しいファイルシステムであるAPFS(Apple File System)に移行しはじめています。
ファイルシステムの違い・種類

ICレコーダー
音声をデジタルデータとして記録するポータブルデバイスです。会議やインタビューの記録に利用されます。

Intel (インテル)
マイクロプロセッサやチップセット、関連技術を開発する世界的な企業です。PC業界で広く使用されるCPUを提供しています。

jtd/jtt/jtdc
.jtd、.jttや.jtdcはジャストシステム社が開発した日本語ワープロソフト「一太郎」は、日本国内で広く使用されている文書処理ソフトウェアです。一太郎のファイルは、他の文書処理ソフトウェア(例えばMicrosoft Word)とは互換性が限定的です。一太郎文書を他のソフトウェアで開くためには、変換ツールやエクスポート機能を利用する必要があります。拡張子は.jtd、.jttや.jtdcです。

KB(キロバイト)
データ量の単位で、約1,000バイト。小規模なテキストファイルやスプレッドシートなどに相当します。

LSI
大規模集積回路のことです。多数のトランジスタを1つの半導体チップに集積したもので、コンピュータやその他の電子機器に使用します。

MB (メガバイト)
1,000キロバイトに相当するデータ量の単位。画像ファイルや短いビデオクリップなどに相当します。

microSDカード
microSDカードは、小型で取り扱いやすいフラッシュメモリーベースのストレージデバイスです。これは、携帯電話、デジタルカメラ、ポータブルメディアプレイヤーなど、さまざまなデバイスで使用される非常に一般的な記憶媒体です。microSDは、miniSDカードのより小型のバージョンですので、主にスマートフォンで利用されることが多いです。外見上の破折があったとしてもデータ復旧の可能性は残されていますが、SDカードの外装がひび割れていて内部のフラッシュメモリの損傷が大きくなければ復旧の可能性があります。
SDカードについて

NANDメモリ
フラッシュ記憶装置の一種で、電源が切れてもデータを保持する非揮発性の記憶装置のことです。

NAS(Network Attached Storage)
NAS(Network Attached Storage)は、ネットワークに接続された専用のデータストレージデバイスです。主にファイルの保存、共有、バックアップを目的としており、複数のユーザーやデバイスがネットワークを介してアクセスできるように設計されています。NASは家庭環境や小規模オフィスから、大企業に至るまで幅広く利用されています。USBケーブルを通じてパソコンでデータを読み込めるようにしている外付けHDDという製品に対して、NASはネットワークを介してパソコンでデータを読み込めるようにしているハードディスク製品です。SSDで動くNASもあります。
NASについて

NTFS(NT File System)
NTFS(NT File System)は、マイクロソフトが開発したファイルシステムで、Windows NTとその後継のオペレーティングシステムで広く採用されています。1993年に初めて導入され、FATファイルシステムの後継として設計されました。NTFSは、パフォーマンス、信頼性、およびデータの整合性を向上させるための高度な機能を多数備えています。
ファイルシステムの違い・種類

OS(オペレーティングシステム)
OS(オペレーティングシステム)は、コンピューターハードウェアとソフトウェアリソースを管理し、基本的な機能を提供するソフトウェアのことです。パソコンのほとんどはWindowsもしくはMacintosh OSで動作するように設計されています。スマートフォンのほとんどはiOSまたはAndroid OSで動いています。
OS(オペレーティングシステム)について

PDF(Portable Document Format)
PDF(Portable Document Format)は、Adobe Systemsによって1990年代初頭に開発されたファイルの拡張子です。PDFは日本語ではピーディーエフと呼ばれることが多いです。テキスト、フォント、画像、およびベクターグラフィックスを含む文書を、元のレイアウトを保持した状態で表示することを目的としています。異なるOS(オペレーティングシステム)やデバイス間で文書を一貫して表示することが可能です。そのため公共機関、官公庁などが書類をインターネット上に公開する際に利用することも多いです。
ファイル拡張子について

PNG(Portable Network Graphics)
PNG(Portable Network Graphics)は、インターネット上で画像を取り扱うために設計されたデジタル画像フォーマットです。1996年に導入されたこのフォーマットは、GIFフォーマットの代替として開発され、特に透明性をサポートする能力が評価されています。PNGは非可逆圧縮を使用するため、画質の劣化が起こらずにデータを圧縮できます。

PSTファイル(Personal Storage Tableファイル)
PSTファイル(Personal Storage Tableファイル)は、Microsoft Outlookによって使用される拡張子です。このファイル形式は、ユーザーのメールメッセージ、連絡先、予定表エントリ、タスクなどの情報をローカルに保存するために使われます。PSTファイルによって、ユーザーはインターネット接続がない状態でも、Outlookのデータにアクセスし、それを管理することが可能です。
ファイル拡張子について

RAID(レイド)
冗長アレイ・オブ・インディペンデント・ディスクスの略称で、複数のハードドライブを組み合わせてデータの冗長性とパフォーマンスを向上させる技術。

root化
Androidデバイスで管理者権限を得るためのプロセス。より深いシステムアクセスが可能になるが、セキュリティリスクも伴います。最新のスマートフォンではroot化をするのは非常に難しいです。

S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology)
S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology)は、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などのストレージデバイスの健康状態を監視し、予期しない障害やデータ損失を防ぐための技術です。1990年代初頭に導入されて以来、多くのストレージデバイスに標準装備されています。 ハードディスクについて

SSD(Solid State Drive)
SSD(Solid State Drive)は、データをフラッシュメモリに保存するストレージデバイス(記憶装置)です。従来のハードディスクドライブ(HDD)と異なり、機械的な可動部分がなく、完全に電子的な構造を持っています。このため、データの読み書き速度が非常に速く高速で、耐久性や信頼性が高いという特徴があります。USBもしくはSATAがインターフェイスとしては一般的ですが、PCI-Expressという端子でパソコンと接続するタイプもあります。


SSDについて

UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)
UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)は、従来のBIOS(Basic Input/Output System)の機能を拡張し、現代のコンピュータハードウェアに対するサポートを強化したファームウェアインターフェースです。2007年に初めて導入され、特に新しいマザーボードとシステムで標準となりつつあります。
BIOSとUEFIについて

USB(ユーエスビー)
ユニバーサル・シリアル・バスの略称のことです。PCと周辺機器を接続するための標準的なインターフェイスです。

USBメモリ
データを保存するための小型のリムーバブルストレージデバイスです。USBポートを介してコンピュータに接続されます。

WMV(Windows Media Video)
WMV(Windows Media Video)は、マイクロソフトが開発した動画ファイルです。拡張子は.wmvで「ダブルエムブイ」と呼ばれます。以下にWMVに関する解説を行います。WMVはWindowsプラットフォームで広く使用される動画ファイルフォーマットであり、効率的な圧縮と高品質な映像を提供します。また、オンラインビデオストリーミングやファイルサイズの管理など、さまざまな用途で利用されています。

XDカード
xDピクチャーカードです。主にデジタルカメラで使用される小型のフラッシュメモリカードのことです。

アーキテクチャ
コンピューターやソフトウェアの全体的な設計構造。データの流れや処理方法などを規定します。

アプリケーション
特定の作業を実行するために設計されたソフトウェアプログラムのこと。

イメージファイル
ディスクやドライブの完全なデータ構造を一つのファイルにコピーしたものです。

ウイルス
コンピュータに悪影響を与えるプログラムのことです。データ損失やシステム障害を引き起こすことがあります。

エラー
プログラムやシステムが予期しない問題に遭遇したときの状態です。データ復旧の専門業者にとってエラーログの分析や解析が重要です。

カーネル
オペレーティングシステムの中核部分で、システムリソースの管理やハードウェアとの通信を担当します。

クラスタ
ファイルシステムにおけるデータの最小記録単位。複数のセクタから構成されます。

クリーンルーム
クリーンルームは、塵埃(じんあい)、微生物、空気中の粒子、化学汚染などを厳格にコントロールするために設計された特殊な環境です。クリーンルームは主に製造業や科学研究で使用され、製品が外部環境からの汚染を受けないように保護するために必要とされます。その清潔さを定義するためにISO 14644-1などの国際基準に基づいてクラス分けされています。このクラス分けは、空気中の特定サイズの粒子数を基準にしており、クラス1が最も厳しい(最も少ない粒子数)クリーンルーム環境を指します。

コマンドプロンプト
コンピュータに対してテキストベースのコマンドを入力し、操作するインターフェイスのことです。

コントローラ
デバイスや機器を制御するためのハードウェアまたはソフトウェアの部分です。

コンパクトフラッシュ
小型のフラッシュメモリーカード。デジタルカメラや音楽プレーヤーに使用されることが多いです。

サージ電流/サージ電圧
瞬間的に非常に高い電流や電圧が流れる現象。雷などが原因で発生し、機器の故障をデータトラブルを引き起こすことがあります。

サムネイル
サムネイル画像とは、ファイルやコンテンツの内容を小さなプレビュー画像として表示するもので、ユーザーが迅速に視覚的に識別できるようにするためのものです。通常、画像ファイルや動画ファイル、ドキュメントファイルなどに対して生成されます。画面効率が良いため、一度にたくさんのファイルを閲覧、確認することができます。 何かしらの障害がデバイスに生じた場合に、サムネイルが表示されなかったり、ファイル一覧ではサムネイルが表示されるもののファイルの下半分が表示されないなどの場合もありますが、元のデータが壊れているものの、サムネイルが正常に保存されている場合にこのようなトラブルが発生します。

シーク
ハードドライブの読み取り/書き込みヘッドが特定のデータが記録されているトラックの位置に移動することです。

システム
ソフトウェアやハードウェアの組み合わせで特定の機能を実行するための全体的な構成のことです。

システム復元
Windowsにはシステムの復元という機能があります。

これによって、設定変更、プログラムのインストール、お使いのWindowsにこれまでしてきた変更を「元に戻す」機能です。削除したデータを復活させることはできませんので、誤って削除した場合に有効に機能することはありませんので使用はしないでください。

システムの復元とバックアップ

セキュリティ
コンピューターシステムやネットワークを不正アクセスや攻撃から守るための措置のことです。ウイルスや情報漏洩に対するデータ保護において必要不可欠です。

セクタ
ディスクドライブ上でデータが記録される最小単位のことです。通常、一つのセクタは数百から数千バイトのデータを保持します。
ファイルシステムについて

チェックディスク
「チェックディスク」(Check Disk、またはchkdsk)は、Windowsオペレーティングシステムにおける重要なユーティリティの1つです。このツールは、ハードドライブ上のファイルシステムの整合性をチェックし、可能な限りファイルシステムのエラーを修正するために設計されています。特にディスクが不正にシャットダウンされた後や、システムエラーが発生した後などに役立ちます。

データ
データには情報という意味がありますが、さまざまな利用方法があります。使われている環境やシーンによっても異なります。特にデータ復旧では法人の場合であればデータベース、パワーポイントや設計図、回路図、現場写真などさまざまなものを扱います。個人の方の場合には写真やLINE、ゲームアプリなどさまざまな記録などが挙げられます。

データー
データは英語表記では「data」ですが、一部の方はデーターと読み/書きすることがあります。誤りとまでは言えませんが、一般的には日本語の表記や発音としては「データ」です。

データリスト
データ復旧プロセスにおいて、どのファイルやデータが復旧可能であるかを示すリストです。どのファイルがどの程度復旧可能かをリストアップすることができます。ただし、データリストに載っているからといってファイルが破損していないとは限りません。そのためあくまでも参考程度の資料として活用することができるものです。

データ復元
データ復元とは完全なバックアップをもとに初期状態の新しい製品にデータを移行することです。データ復旧とは異なり持ち主が自分自身で行うことができます。データ復旧との違いはデータが完全であるか不完全であるかという点です。データ復旧は壊れた製品からデータを取り出す専門業者による作業のことですが、バックアップが存在しないため失敗が許されません。

データ復元ソフト/復旧ソフト
データ復元や復旧ソフトは、誤って削除されたファイル、フォーマットされたハードディスクドライブ、ウイルスによる障害、ソフトウェアの故障、ハードウェアの障害など、さまざまな理由で失われたデータを回復するために設計されています。そのため、異音がする、焦げた匂いがする、落下させたり認識しなくなったなど物理障害が発生している場合に利用するとかえって状態が悪化する可能性があります。

データ復旧
記憶媒体が損傷または保存していたはずのデータが消失した際に元の状態に近付けることです。記憶媒体の製造元による修理と異なり、データのみを復旧する作業です。そのため、壊れたパソコンやスマートフォンが再び動くようになることはありません。抽出したデータはUSBメモリ、ハードディスクなどの記憶媒体にコピーして納品されるか、損傷状況によってはクラウドサービスに納品されます。

データ救出
データ救出はデータ復旧の誤った使用方法の1つです。よく非正規のパソコン修理サービスを展開するサイトやスマホ修理店で使用されます。

データ消去
データ消去は、デジタル記憶装置から情報を永久に削除するプロセスです。このプロセスは、単純にデータを「削除」する以上のことを意味し、データが復旧不可能になるように記憶装置から物理的または論理的に完全に消去されることを保証します。データ消去には様々な方法があり、使用される技術や手順は、目的やセキュリティの要求によって異なります。
データ消去について

データ消去ソフト
データ消去ソフトは、ハードディスクなどのデジタルストレージデバイスからデータを安全に削除するために設計されたソフトウェアです。情報漏洩を防ぐために利用されることがほとんどです。単にファイルを「削除」するだけでは、そのデータは物理的には媒体上に残り、他人にファイルを見られてしまったり、利用されてしまうことがほとんどです。データ消去ソフトは、このようなデータを復元不可能にすることを目的としています。

ディレクトリ
ファイルシステムにおいて、ファイルや他のディレクトリを含むコンテナのことです。通常はフォルダとも呼ばれます。
ディレクトリ構造について

デバイス
ハードウェアのことで、コンピュータシステムの一部として機能する任意の機械的または電子的部品のことです。例えば、ハードドライブ、SSD、USBメモリなど。

デフラグ
ハードドライブ上のファイルの断片を整理し、ストレージ空間を効率的に使うためのプロセス。断片化されたファイルはアクセス速度が低下する原因となります。

ドライバ
ハードウェアデバイスを操作するためのソフトウェアのことです。オペレーティングシステムとハードウェア間の通信を仲介します。

ドライブ
データを保存するためのデバイスのことです。ハードドライブ、SSD、光学ドライブなどが含まれます。

ドライブレコーダー
車載用のビデオ録画装置のことです。交通事故や事件の記録に使われます。ドラレコと省略して呼ばれることが多いです。記憶媒体はSDカードが多いです。

トリミング
トリミングは画像やビデオの編集において不要な部分を切り取って調整することです。たとえば、写真から顔だけを切り抜いたり、ビデオから特定のシーンを切り出したり、切り取りすることができます。

バイト(Byte)
8ビットから構成される、より大きなデータの単位。1バイトは通常、1文字のデータを表すのに使用されます。

バイナリ
データを二進数形式で表現したもの。コンピュータの基本的なデータ表現方法として利用されます。

ハイブリッドハードディスク
ハードディスクは低価格で大容量ですが動作が遅く、SSDは高速ですが高価で容量が少ないという特性があります。これらのメリットを融合した「ハイブリッドハードディスク」は、頻繁にアクセスされるデータをSSD部分に保存し、アクセス頻度の低いデータをハードディスク部分に保存することで、コストパフォーマンスと高速性能の両方を実現します。しかし、SSDの価格が低下し普及が進んだため、ハイブリッドハードディスクの販売台数は減少傾向にあります。なお、この技術は「Fusion Drive(フュージョンドライブ)」とも呼ばれ、iMacにも搭載されています。また、SSHD(ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ)とも表記されることがあります。

ヒープ
データ構造の1種で動的に割り当てられるメモリの領域のことです。プログラム実行時にサイズが変更可能で、動的メモリ割り当てに使用されます。

ビット(bit)
コンピュータデータの基本単位です。0または1のいずれかの値を取り、データの最小構成要素です。

ブート
コンピュータが起動する際にシステムソフトウェアを読み込むプロセスのことです。OSがメモリにロードされ機能開始します。

ファームウェア
ハードウェアを制御するための基本的なソフトウェア。デバイスの基本的な命令セットや制御コードを含む。

ファイル
データや情報がデジタル形式で格納される単位。文書、画像、プログラムなどがこれに該当します。

ファイルシステム
ファイルシステムは、OS(オペレーティングシステム)がファイルをデバイスで整理して保存するための管理する仕組みのことです。ファイルやディレクトリの管理、アクセス権限の設定、データの整合性保持などを行います。製品によって利用できるファイルシステムが異なります。Windows OSであればFATやNTFSがあり、Mac OSではHFS+やAPFSなどがあります。
ファイルシステムの違い・種類

フォーマット
ストレージデバイスを初期化し、ファイルシステムを設定するプロセスのことです。データの書き込みが可能にします。ただし、スマートフォンやiPhoneにはフォーマットをすることはありません。

フォルダ
ファイルシステム内でファイルを整理するためのディレクトリ。複数のファイルをグループ化して管理します。

フォレンジック
デジタルデータの分析を通じて犯罪調査などに利用される技術のことです。データ復旧や分析が主な目的です。

フュージョンドライブ
Fusion Drive(フュージョンドライブ)は、HDDとSSDの長所を組み合わせたAppleの革新的なハイブリッドハードディスクです。高速なデータアクセスと大容量ストレージを実現し、コスト効率も優れています。この技術は、ユーザーにとってパフォーマンスと大容量低価格の両立を可能にし、日常の使用において快適な体験を提供しています。

Macintoshについて

フラッシュメモリ
電源が切れてもデータを保持できる非揮発性の記憶装置のことです。フラッシュメモリは、SSDやUSBメモリ、SDカードなどに使用される不揮発性メモリです。フローティングゲートトランジスタを使用してデータを保存し、一度に多くのデータブロックを消去して書き換えることができます。NAND型フラッシュメモリとNOR型フラッシュメモリの2種類があり、NAND型は大容量でコスト効率が高く、ストレージデバイスに適しています。NOR型はアクセス速度が速く、コードの実行に適していますが、容量あたりのコストが高いです。

 

プラッタ
プラッタは、ハードディスクドライブ(HDD)の基本的な構成要素の一つで、データを磁気的に記録するための主要なメディアです。プラッタは、通常、アルミニウムやガラスの基材で作られており、その表面には磁性材料のコーティングが施されています。この磁性層にデータが記録され、読み書きヘッドによってデータの読み取りや書き込みが行われます。プラッタの回転速度は、ハードディスクの性能に大きく影響します。一般的なデスクトップ用HDDでは5400RPMから7200RPM、高性能なサーバー用やゲーミング用HDDでは10000RPM以上で回転します。
ハードディスク(HDD)の構造

ヘッド
ハードディスクドライブ(HDD)のヘッドは、データの読み書きを行うための非常に重要な部品です。このヘッドは、ハードディスクの磁気ディスク(プラッタ)上に記録されているデータを読み取ったり、データを磁気ディスクに書き込んだりする役割を担っています。フライングヘッド(飛びヘッド)と呼ばれるタイプが一般的です。このヘッドは、ディスクの表面から数ナノメートルの高さで浮かぶように設計されており、エアベアリング効果によってディスク表面に接触することなく、高速で回転するディスクの上を移動します。
ハードディスク(HDD)の構造

ヘッドクラッシュ
ヘッドクラッシュは、ハードディスクドライブ(HDD)において、読み書きヘッドが物理的にディスクの表面に接触し、損傷を引き起こす現象です。ハードディスク内部の読み書きヘッドは非常に繊細で、通常、ディスク(プラッタ)表面から数ナノメートルの距離で浮遊しています。ヘッドクラッシュが発生すると、データの損失やハードディスクの完全な故障につながることがあります。ハードディスクから聞いたことがない異音が聞こえる場合にはヘッドクラッシュが起きている可能性があります。

ボイスレコーダー
会話などの音声データや音をデータにして保存するツールです。ICレコーダーなどの機器もありますが、スマートフォン用のアプリケーション(アプリ)も標準装備しています。

ホットスワップ(Hot swap)
機械の電源を入れ続けた状態(稼働して通電している)のまま、ハードディスクやファンなどの周辺部品を交換するために取り外しができる機能のことです。「ホットプラグ」や「活線挿抜」とも呼ばれます。
RAIDの種類

マザーボード
コンピュータの主要な基板で、CPU、またはメモリなどの重要なコンポーネントを搭載しています。

メモリ
コンピュータの一時的なデータ保存場所です。作業中のデータやプログラムが格納され、アクセス速度が非常に速いです。

メモリースティック
ソニーが開発した小型のリムーバブルフラッシュメモリカードのことです。デジタルカメラやコンピュータで使用されていました。

ランサムウェア
ユーザーのファイルを暗号化し、身代金を要求するマルウェアの一種。感染するとデータのアクセスが制限される。

リムーバルディスク
取り外し可能なディスクのことです。USBドライブや外部ハードドライブなど、データの移動やバックアップに便利です。

不良セクタ
ディスク上にデータを正常に読み書きできないセクタのことです。物理的な損傷や製造上の欠陥が原因となることがあります。そのため専門業者でなければ対処することは困難です。

二進数
コンピュータがデータを扱う基本的な数値表現のことです。0と1のみを使用し、すべてのデジタル情報を表現します。

光ディスク
光ディスクはデータをデジタル形式で記録・読取するための光学メディアです。データはディスクの表面に微細なピットとランド(平坦部)の形で記録され、レーザー光線を使って読み取られます。代表的な形式にCD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル・ヴァーサタイル・ディスク)、Blu-ray(ブルーレイ)ディスクがあります。傷や汚れ、表面の色素を変化させる直射日光や高温多湿さなどによる劣化に弱いというデメリットもあります。また、クラウドストレージやSSDなどの新しい記録技術によって、使用頻度は減少しつつあります。

光学ディスク
データを光学的に読み取るディスクメディアのことです。CDやDVDなどがあります。

導電
電気が流れることができる状態を示します。データ復旧では、デバイスやシステムの電気的な問題を診断する際に重要です。

構造情報






ハードディスクなどの記憶媒体には、データの本体部分とファイル名やフォルダ名などの構造情報が別々に保管されています。障害が発生すると、構造情報が破損し、データにアクセスできなくなることがあります。構造情報が修復可能な場合、そのままデータを取り出しが可能ですが、修復不可能な場合は、元のファイル名やフォルダ名が失われた状態でデータを取り出すことになります。






物理障害
記憶媒体自体に電気的・機械的な故障が発生し、データの読み出しができなくなる状態を「物理障害」と呼びます。これは、落下や水没などの物理的な衝撃によって発生することがありますが、外見上はわからないことも多く、経年劣化などで内部的な物理障害が発生する場合もあります。

ハードディスクの典型的な物理障害の事例には、基板や電気的な障害、ヘッドの故障、スピンドルモーターの障害、プラッタの損傷(磁性体の剥離)などがあります。

その他、以下のような症状も物理障害に該当しますが、論理障害の場合も似たような症状が出ることがあるため、エラー内容だけで正確な診断は難しいため専用設備がある環境での初期調査が必要です。

  • ハードディスクから今まで聞いたことのない音がする(異常な音)

  • ハードディスクが全く回転・動作しない

  • ファイルを開くときにCRCエラーやI/Oエラーなどのエラー画面が表示される

  • 「ディスクを挿入してください」と表示される

  • USBメモリのアクセスランプが全く点灯しない

  • SDカードを挿入しても全く反応がない

  • 落下させた

  • 水没した など


ハードディスク(HDD)の障害
RAIDの障害

異音
ハードディスクドライブやデバイスから通常とは異なる音が発生する現象。ハードウェアの故障が原因でカンカンやカッコン、カコンなどの音が鳴ることがあります。

管理者権限
システム上で最も高い権限を持つユーザー権限のことです。システム設定の変更や重要ファイルへのアクセスが可能です。

脆弱性
ソフトウェアやシステムのセキュリティ上の弱点。これを突かれると、情報漏洩やシステム破壊などのリスクが生じます。

脱獄/Jailbreak(ジェイルブレイク)
特にiOSデバイスにおいて、製造元の制限を超えて不正にシステム設定やアプリケーションを変更する行為。これにより通常は使用できない機能が使えるようになることがありますが、セキュリティリスクも大きくなります。

論理障害
ソフトウェアの問題やシステムエラーによりデータにアクセスできなくなる状態。物理障害と対照的に、ハードウェアは正常であることがほとんどです。

雷サージ
落雷による電気サージ。突然の高電圧が電子機器に流れ、損傷を引き起こす可能性がある。
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