スマートフォン・タブレットの画面に何も表示されない場合

画面が真っ暗になったギャラクシー

スマートフォンやタブレットを落としたことにより画面が真っ暗になって、液晶が映らない・・・。画面に何も表示されないようになった場合は、誤った対処をしないことが大切です。

電源がついている場合もあればついていない場合もあるかと思いますが、慌てて取返しのつかない処置をしてしまう前にこのページの情報をお役立てください。

画面が真っ暗なだけではなく、致命的な物理障害がある

画面が真っ暗だからといって単純な事象ではなく、電源が入ってるかどうかも疑わしく、電源が入っているかどうかにかかわらずそれ以外にも不具合があるかもしれない状況です。端末内部の部分の損傷、ロジックボードの損傷が併発していて、単純に画面が壊れているだけの場合は多くありません。

場合によってはOS(オペレーティングシステム)が壊れていることも考えられますので、何が起きているかわからないため、大切なデータが保存されている場合にはむやみにご自身で何かなさるのはおすすめできません。

診断・初期調査サービスを活用

専門業者による診断をしてもらうことでしか原因が判明することはありません。そのため画面がつかなくなった端末本体は何が起きていてもおかしくはないので、誤った対処や判断はおすすめできません。

データ復旧を成功させるまで

このページでは画面が映らなくなってしまって困っているという方のために情報をまとめました!写真や動画を再び見れるようにしたい、LINEやゲームアプリのデータを新しい端末に移管したいという方に対してまとめています。ただし、データ移行のためにはデータを安全な場所に保全する必要があります。それも含めて解説させていただきます。

内部の保存データが最重要なら強制終了

モデルごとに強制終了の操作方法は異なりますが、強制終了を行うことで「画面が真っ暗な状態」に不用意な動作をさせてしまうことはありません。そのためデータが重要であれば早めにスマートフォンの電源を切りデータを保全することが「自分でできるデータ復旧」です。

壊れている原因は不明

壊れている原因は正確にわかることはありません。緑の線が入ったり、画面が真っ暗になったり、さまざまな表示が画面上に出てくる可能性はありますが、スマートフォンの筐体のどこが壊れているのかはわかりません。スマートフォンは800以上もの部品から構成されています。

正しく表示されない端末の中のデータ

画面が真っ暗になったり、壊れた端末の中にしかデータは存在しません。また、データも壊れている可能性もあります。データを残して修理することはできませんので、キャリアショップ(docomo、au、Softbank等)やメーカーでは壊れた端末は本体交換となります。その際には新しい端末にはデータが存在しませんので、データ消失してしまうことになります。

壊れたスマートフォンに対して絶対やってはいけないこと

実は表示の出力はされているけど、見えないだけということは考えられます。そのため、取り扱いには注意が必要です。データが消えたり、スマートフォンを開くことができなくなったり重篤な事態を避けられるように、以下の内容を守ってください。

画面が映らない状態でタッチし続けない

スマートフォンの画面が何も見えてない状態で操作を続けないこと。画面に何が表示されているかわからない状態では、もしかしたら表示されていることを考えると、どのアプリを開いていて、設定画面にいるのか?等わからないことがいっぱいです。最悪の場合、ファクトリーリセットがかかってしまって端末内部のデータが消えることになりかねないので、闇雲にタッチ作業をするのはやめましょう。

メーカー・キャリアへの持ち込み

メーカーやdocomo,au,ソフトバンク等のショップに持ち込んでしまうとデータは基本的に初期化されてしまいます。個人情報保護の観点からもそのように対応することになっているためです。データが重要でない場合に、キャリアの保証でなんとかする!データはすでにバックアップを取得しているという方はこの限りでは有りませんので、サポートを受けることをおすすめします。データが重要で、今現在もアンドロイド搭載スマートフォンやタブレット本体が真っ暗で電源が入らない状態の方はこのまま読み進めてください。

保証の本体交換もキャリアに相談で延長可能

契約先のキャリアの保証サービスに加入している場合には壊れた本体の返却期間を延長してもらえる場合があります。
私たちが確認できている範囲ではdocomo、au、softbank(Google Pixel)で対応していますが、ケースバイケースですので延長が可能かいつまでの返却が許可されるかの確認は必須です。

重要なデータが保存されている方はデータ復旧

画面が真っ暗だけど端末の電源がついていると判断するにはバイブレーションや着信音がなる状況だと思います。明らかに画面が割れているか水没してしまっている、バッテリーの劣化が見込めている場合であれば、物理障害に分類されますので、データ復旧サービスに真っ先に依頼するという判断をすることになるかと思いますが、電源が入っていると自分で何とかできると思ってしまいますよね。

画面が真っ暗で電源が入っても楽観できません

画面が真っ暗だけど、薄っすら表示されたり、電源が入っていることがバイブレーションの反応等があることから電源が入ってると判断しているかもしれません。その状態からどのように直せば良いかを考えがちだと思います。しかしながら、データを確実に復元するためには「自分で何かしようとしないこと」がとても重要です。

少し長くなるかもしれませんが一読いただき、どのように対処するかご検討されてはいかがでしょうか。それによって「画面が真っ暗だけど、電源がついてる」端末に保存されているデータへのアクセスを正常に戻すかをお考え下さい。

街中の修理店では最悪初期化されてしまう

街中にあるiPhone修理店・スマホ修理店に持ち込むととてもスムーズに対応をしてくれます。しかしながら、修理店舗を間違うと初期化をしてしまったり、判断を誤って対処してしまうので、注意が必要です。良心的で技術のあるエンジニアに出会うことができれば、自分たちで対応することができない、ということを判断してくれますが、「何も表示されない状態」が改善するケースは多くはありません。むしろ状態を悪化させ、データ復旧にかかる費用が高額になってしまうケースもあります。

総務省登録修理業者の一覧にある業者でもダメなの?

スマートフォンの修理の基準の1つとなるのが総務省登録事業者制度です。ただし、この制度は明確な修理業者やデータ取り扱いの業者ごとのレベルや基準等はありません。スマートフォンの修理関連では総務省登録修理業者などの登録事業者はあるものの、データに関しての取り扱いに関しての基準ではなく、あくまでも電波に悪影響を及ぼす改良を加えない手順で修理が行える業者が登録しているものです。

データ復元ソフトもリスクが高い

画面がまったく映らない状態でデータ復元ソフトを使用するのはリスクがとても高いです。データ復元ソフトは基本的には落として物理的な損傷をしたり、水没してしまったスマートフォンでの使用を想定していません。データを誤って削除してしまったりしたケースでのデータ復元ソフトの使用を想定しています。そのため画面が真っ暗な状態で初見のデータ復元ソフトを使用し、ソフトが悪さをしたときにそれを停止する術がないので非常にリスクが高いです。

データが重要でなければ本体交換

もしくは起動しない場合は、自然故障ではほとんどそのような状態になることはあり得ません。ごく稀に街中の修理専門店のウェブサイトやブログでバックライトが故障していると判断している情報をご覧になったとしたら、ほとんどの場合「水没」が原因であると考えられます。

水濡れによる損傷を負った場合には端末の長期的な利用はおすすめできません。自動車に例えるなら、水没してしまった場合には程度にもよりますが、修理費用の方が高くなってしまうので、廃車されます。環境のことを考えると廃車は良くはないですが、どこが壊れたかわからない製品を使用し続けるには自動車は危険すぎます。そのため、新車の購入をした方が良い!というようになります。スマートフォンにも同じように言えます。生活インフラとしてなくてはならないスマートフォン、急に壊れたら連絡も取れなくなってしまって大ごとになってしまいます。

ただし、キャリアとの契約期間の縛りがあって、まだ機種変更ができない、といった場合には修理して使用するのも手ですので、状況に応じて最適な行動をされることをお勧めします。もちろん、動作させるように修復処置をして、新しい端末を購入するなどしても良いかもしれません。

スマートフォンの復旧事例

https://www.datasmart.co.jp/case/smartphone.html

まとめ

スマートフォンが真っ暗になってしまって、気分が落ち込んでしまったかもしれませんが、全国、さらには全世界には同じような体験をしている方がたくさんいるので、安心して、適切な対応を心がけてください。上述している内容にしたがって行動をしてもらえれば、かなりの確率で良い結果に繋がると思います。水没させてしまった場合など、ほぼ確実にデータ復旧が必要になる場合に関しては別のページでまとめていますので、そちらをご覧ください。

トップへ戻る