ファイル削除のトラブルと復旧方法

ファイルを誤って削除したり、内容を消してしまった経験がある方なら、仮に見つかったとしても、非常にストレスが大きいですよね。特に、それが何日、何週間、あるいは何カ月もの作業の結晶だった場合、その喪失感は計り知れません。しかし、削除されたファイルが完全に失われるわけではありません。多くの場合、ごみ箱に残っており、実は簡単に復元することが可能です。このページではその方法をご紹介いたします。
ごみ箱を確認する
最初に試すべきことは、ごみ箱の中を確認することです。ごみ箱のアイコンをダブルクリックすると、削除されたファイルが一覧表示されます。目的のファイルが見つかった場合、それをデスクトップや元のフォルダにドラッグ&ドロップするだけで復元できます。
もしごみ箱に見つからなかった場合でも、まだ復旧のチャンスは残されています。バックアップの有無を確認し、次の方法をお試しください。
バックアップからの復元
バックアップを定期的に取っている場合、そのデータを活用することで、失ったファイルを復元できます。バックアップサービスを利用している場合、以前のバージョンに戻すことが可能です。たとえ1日分のデータが失われても、全てを失うよりははるかに良いでしょう。
Windows 10 の場合、以下の手順でバックアップ設定を確認し、復元を試みることができます。
- [スタート] ボタンを押す
- [設定] > [更新とセキュリティ] > [バックアップ] を選択
- [ドライブの追加] から外付けドライブやネットワークの保存先を指定
この設定が有効になっていれば、「ファイルの履歴」を利用して削除されたファイルを復元できます。
Windows 11 の場合
- [スタート] メニューを開く
- [設定] > [システム] > [ストレージ] を選択
- [バックアップオプション] から、[ファイル履歴] を有効にする
- 外付けドライブやクラウドストレージ をバックアップ先として設定
Windows 8.1 / 8 の場合
- コントロールパネルを開く
- [システムとセキュリティ] > [ファイル履歴] を選択
- [ドライブの選択] から保存先を指定し、[オン] にする
Windows 7 の場合
- [スタート] メニューを開く
- [コントロールパネル] > [バックアップと復元] を選択
- [ファイルの復元] をクリックし、必要なファイルを選択
ファイルの履歴を使った復元方法
バックアップを設定している場合、「ファイル履歴」機能を活用できます。
- タスクバーの検索ボックスに「ファイルの復元」と入力し、[ファイル履歴でファイルを復元] を選択
- 必要なファイルを探し、矢印ボタンで過去のバージョンを確認
- 復元したいバージョンを選択し、[復元] をクリック
- 元の場所に保存したくない場合は、[復元] を長押し (または右クリック) して [復元先] を選択
この機能が有効であれば、意図せず削除したファイルも簡単に復元できます。
バックアップがない場合の対応策
バックアップがない場合でも、復旧を試みる方法はいくつかあります。
ファイル復元ソフトを利用する
ファイルがごみ箱にもなく、バックアップも取っていない場合、ファイル復元ソフトを活用できます。以下のツールは特に有名です。
- Piriform Recuva(無料版あり)
- Stellar Data Recovery(商用アプリ)
- Disk Drill(もともと Mac 向けだが、現在は Windows 版も利用可能)
Disk Drill などのツールは、ハードディスクの再フォーマットやパーティションの紛失、起動の失敗など、多様なケースでの復旧をサポートしています。
クラウドストレージを確認する
ファイルを誰かにメールで送信していたり、クラウドストレージ(Dropbox、iCloud、OneDrive など)に保存している可能性もあります。過去にアップロードしたデータが残っている場合は、そこから復元することができます。
この方法では、最新の変更が失われる可能性はありますが、完全にゼロから作り直すよりははるかに良い選択肢となります。
まとめ
どのような状況であれ、誤って削除したファイルの復元にはさまざまな手段があります。
- まずごみ箱を確認する
- バックアップがあれば、それを利用して復元
- ファイル履歴を使って過去のバージョンを探す
- 復旧ソフトを利用する
- クラウドストレージを確認する
また、将来のトラブルを防ぐために、バックアップの設定を見直し、定期的な保存を習慣化することをおすすめします。