個人情報とセキュリティ
携帯端末も狙われる時代
ウイルス対策ソフトで有名なカスペルスキーは、10年以上前から携帯端末を標的とした攻撃のリスクについて警鐘を鳴らしてきました。スマートフォンをはじめとするモバイルデバイスは「ポケットの中のコンピューター」とも言われ、その利便性とともにリスクも内包しています。
近年では、サイバー攻撃の被害がより顕在化しています。たとえば2022年10月、イギリスのリズ・トラス前首相の個人携帯がハッキングされ、スパイウェア「Pegasus」が使用された可能性が報じられました。
日本国内でも、スマートフォンを標的にした攻撃が話題になっています。2023年1月には、「スマートフォンがウイルスに感染した」と警告する偽メッセージが広まり、詐欺被害を誘発するケースが増加しました。
急速な進化と新たなリスク
ここ十数年で、ネットワークを活用したサービスの発展とモバイルデバイスの進歩により、私たちの生活は劇的に変化しました。特に2019年末からの新型コロナウイルス感染症の流行を契機に、リモートワークやオンラインショッピングなど、デジタル化が一層進みました。
一方で、この利便性の裏には新たなリスクも存在します。サイバー攻撃、詐欺、データ流出といった問題が発生しやすくなっており、これらに備えるための対策が必要です。
弊社の取り組み
弊社では、パソコンやスマートフォンなどのさまざまなデバイスからのデータ復旧に対応しています。お預かりするデータには個人情報が多数含まれることがあり、情報保護が非常に重要です。そのため、次のような取り組みを行っています:
- ISO/IEC 27001認証の取得
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際認証規格である「ISO/IEC 27001:2013 / JIS Q 27001:2014」を取得し、厳格な管理体制を維持しています。
現在はデータ消去のルールに則った最新版への移行の準備を進めています。これにより、お客様のデータを安全に取り扱い、信頼いただけるサービスを提供しています。
さらなる情報保護のために
個人のセキュリティ意識を高めることも重要です。以下のようなポイントに注意して、デジタル時代のリスクに備えましょう:
- 最新のウイルス対策ソフトを導入
- アプリのインストール元を信頼できるストアに限定
- 二段階認証を積極的に利用
- 怪しいリンクやメッセージを無視
弊社はこれからも、お客様の大切なデータを守るため、技術とセキュリティの両面でサービスを強化してまいります。
データスマートはお預かりした書類や管理上に発生する書類は溶解処理を行っております。機密性の高いデータの復旧であっても対応する体制を整えておりますので、ご安心してお任せください。