PCにおける自動バックアップ機能

Windowsにおける自動バックアップ機能

Windows XP

  • バックアップユーティリティー Windows XPには「バックアップユーティリティー」という基本的なバックアップツールが搭載されていました。このツールを使用して、重要なファイルやフォルダーを手動でバックアップすることができますが、自動化は設定が必要でした。

Windows Vista

  • Windows Complete PC バックアップ: Windows VistaのBusiness、Ultimate、Enterpriseエディションでは、システム全体のバックアップを作成する「Complete PC バックアップ」機能が提供されていました。これにより、システムのフルイメージを保存し、後で復元することが可能です。
  • Backup and Restore Center: ファイルやフォルダーのバックアップを設定するための「Backup and Restore Center」が導入されました。手動でバックアップを設定する必要がありましたが、スケジュールに従って自動的にバックアップを行うことができました。

Windows 7

  • バックアップと復元: Windows 7では「バックアップと復元」が標準搭載され、システムイメージのバックアップや、特定のファイルやフォルダーのバックアップを簡単に設定できるようになりました。スケジュールを設定することで、自動バックアップが可能になり、復元も容易に行えます。

Windows 8

  • ファイル履歴: Windows 8で導入された「ファイル履歴」機能は、ユーザーが選択したフォルダー内のファイルを定期的にバックアップし、過去のバージョンに戻すことができます。バックアップの対象や頻度を細かく設定することが可能です。
  • Windows 7 バックアップと復元: Windows 8には、従来の「Windows 7 バックアップと復元」機能も引き続き搭載されており、Windows 7で作成したバックアップの復元も可能です。

Windows 10 / Windows11

  • ファイル履歴: Windows 10およびWindows 11では、「ファイル履歴」機能が引き続き利用可能です。これにより、ユーザーの指定したフォルダー内のファイルが定期的にバックアップされ、過去のバージョンに戻すことができます。
  • バックアップと復元(Windows 7): Windows 10およびWindows 11でも「バックアップと復元 (Windows 7)」が引き続き提供されており、Windows 7で作成されたバックアップの復元がサポートされています。

【Windows 11/10対応】誤ってデータを削除してしまったときの復元手順

https://www.datasmart.co.jp/knowledge/howtodo-deletedata-windows-11-10/

macOSにおける自動バックアップ機能

macOS X Leopard (10.5)

  • Time Machine: Time Machineは、macOS X Leopard (10.5) で初めて導入された自動バックアップ機能です。ユーザーが外部ストレージを接続すると、システム全体とファイルの自動バックアップが始まります。Time Machineは1時間ごとのバックアップを作成し、過去のバージョンに戻すことができるため、誤ってファイルを削除した場合でも容易に復元可能です。

macOS X Snow Leopard (10.6)

  • Time Machineの改良: macOS X Snow Leopardでは、Time Machineの性能が向上し、バックアップの速度や効率が改善されました。Snow Leopardでも引き続き外部ストレージにバックアップを行い、定期的にファイルの状態を保存することができます。

macOS X Lion (10.7) 以降

  • Time Machineの進化: Lion以降のバージョンでもTime Machineは継続して利用可能であり、バックアップ機能は一貫してmacOSの中心的なデータ保護ツールとなっています。macOS Mojave (10.14) 以降では、Time MachineのバックアップにAPFS(Apple File System)が対応し、より効率的で信頼性の高いバックアップが可能になっています。

macOS Big Sur (11) 以降

  • 強化されたセキュリティと互換性: macOS Big Surでは、Time Machineが引き続きmacOSの主要なバックアップソリューションとして機能し、セキュリティが強化されています。また、Appleの独自チップ(M1、M2シリーズ)と完全に互換性があり、効率的なバックアップと復元が可能です。

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